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人づきあいって「あいまい」ですよね、という話。

今回のシン・時事恋愛(2010年〜11年に連載していたオトナ女性のための恋愛コラムの再掲)は、「あいまいさ」がテーマです。

▽次回の寺子屋は4月10日(土)開催▽

「つきあってるような、つきあってないような」「もう別れたような、まだ続いてるような」。そんな微妙であいまいな恋愛スタイルが増えています

 みなさん、こんにちは! 働き女子の“恋愛精度"を高める「時事恋愛」、今回のテーマは「あいまい恋愛」です。
 
 現代のオトナ恋愛の大きな特徴の一つに「あいまいさ」が挙げられます。

 「今の彼とは、いつつきあい始めたかもはっきりしてないし、そもそもつきあってるのかどうかもよく分からない」
 
 「きちんと告白されたわけではないけれど、友達にも紹介されたし定期的に会えてるから、おそらくは「彼氏」なんだと思う」
 
 「前の彼は、どちらかが振ったというわけではなく、なんとなく自然消滅」

  
 そんな、微妙であいまいでファジーな恋愛模様が増えています。みなさんの周りでもいませんか? 「彼氏いるの?」と聞かれて、
 
 「いるような、いないような・・・」
 
 「彼氏!? うーん、まあ、彼氏みたいなものは、一応・・・」
 
 「つきあってる人はいないけど、たまに会う人なら何人か・・・」
 
 と答える人。
 
 そうしたゆるい恋愛傾向の最たるものが、別れた恋人との関係。元彼・元彼女と「友達」として連絡を取り合い、たまに会ったり、よりを戻してみたり。と思ったら、また別れたり。そういうケースを多く耳にします。
 
 もちろんその原因・背景となっているのが、メールをはじめとするコミュニケーションの取りやすさ。いつでも・ゆるく・たくさんの人とつながっていたい、いちいち明確に関係を規定したくない、というコミュニケーション欲求は、恋愛に限らない大きな社会トレンドとなっています。
  
 個人的には、そうした恋愛はそれほど悪いことではないと思っています。「いつまでもズルズル続けるのはよくない」と批判されるような関係でも、本人同士がハッピーならそれでOK。
 
 「これってつきあってるの?」と相手に尋ねて嫌われたらどうしようという迷いもあるでしょうし、干渉されたくないからこのままがいいという女子もいるはず。関係をハッキリさせたくないのは、実は自分のほうかもしれないわけです。
 
 とはいえそれでも、そのことでイライラしてしまったり、大事にされてないという不安が募ってしまうようであれば、勇気を振り絞って確かめたいもの。そこで「はっ!」と胸を衝かれて、きちんとした関係を始めようとする誠実な相手であることを祈りましょう!
 
 現代の恋愛につきものな「あいまいさ」を、ときに軽やかに楽しみ、ときに決然と拒み、したたかに生き抜いてほしいと切に願う次第です。みなさんの健闘を祈っています!

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