カメがわんさか清澄庭園発~木場公園~隅田川コース
推定樹齢300年と言われる「天王桜」が見たい!
一瞬、夜中に車を走らせ、早朝の大きな桜の木を見上げる自分を妄想。
帰りに温泉に寄るのもいい。
でもでも、連休中は人も多いだろうし、レンタカーも割高だし、とあっさり諦め、いきなり頭に浮かんだのが江東区の清澄庭園。
なぜか、学生時代の友人の成人式の写真を思い出したのだ。
たしか清澄庭園で撮ったと言っていた、下町娘ヨシエちゃんの振袖姿。
ヨシエちゃんのバックには藤棚が映っていた。
それで、もしかしたら、たわわに咲き乱れる藤の花が見られるのではないかと期待した。
半蔵門線の清澄白河駅から徒歩3分の「清澄庭園」。
入園料150円。
ごくごく普通の日本庭園。
ツツジが所々で満開だったが、地味めな印象にちょっと出鼻を挫かれた。
大きな池にはでっかい鯉がうようよ泳いでいる。
靖国さんの神池の鯉より俄然大きいが、それでもせっかく入園料を払ったにしては盛り上がりに欠ける。
と、「あー、カメ!」。
池の中には、鯉に負けじと亀がうようよいるではないか。
だんだん楽しくなってきて、池の周りを散策。
すると、「おお、サギ!」。
舞い降りてきたアオサギが近くまで寄ってきて、目の前で稚魚を獲る姿を披露してくれた。
ますます楽しい清澄庭園!
であったが、次はお隣の清澄公園へ。
忘れかけていた藤棚はこちらであったか。
花はなかったけど。
遠出ができない負け惜しみじゃなく、連休中は都内を歩くのが一番!
緑豊かな清澄公園から仙台堀川に沿って歩き、今度は木場公園へ。
公園ばかり巡り歩いて面白いか?
面白いかどうかはともかく、足が向いてしまうのだから仕方がない。
足の向くまま公園内の大橋を渡り始めると、橋の下にポピーの群れを発見。
西陽を浴びるポピーに囲まれて、遠くに見える高層マンションを眺めていると、「そろそろ帰らないと」と言われている気がしてくる。
さすがにいい加減、歩き疲れた、お腹も空いた。
(地下鉄東西線)木場駅の近くで遅いランチとコーヒーで歩く気力を取り戻す。帰りは永代通りを皇居に向かって延々と歩いた。
木場→門前仲町→永代橋を渡り、→茅場町→日本橋→大手町→竹橋、
と「歩く東西線」だ。
地図で歩行距離を確認すると、最初の清澄庭園からだと13.5km。
公園内もだいぶ歩き回ったので、15kmは超えているだろう。
日が暮れてからは、大きな湯船に浸かってプハ~とすることばかりが頭に浮かぶ帰り道だった。
妄想に終わらず、やや筋肉痛の体に銭湯、最高!
<永代橋から見る隅田川>
(この記事は、2020年コロナ渦のウォーキング記事ではありません。)
*20090502*