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オススメの腕時計とか映画とか地図を読むとき目的地よりもまず自分が何処にいるか分からない現象とか


余談: 腕時計は特に関係ない話(飛ばして良い)


血は争えないのか、実の親父も腕時計が好きだ。
なんかCASIOのG-SHOCKとかSEIKOのダイバーズウォッチとかゴッツいやつをいっぱい持っていた気がする。すぐ飽きるらしく稀に僕に譲ってくれたことも。

今思えばモノに対する飽き性なところや、1本じゃ満足行かないところを考えると、不倫して離婚して挙句に弁護士を雇って家を競売にかけると言い出し一家離散したのも頷ける。(……本数総額考えたらエルプリメロレベルの時計買えたんじゃないか?)

親父は実家に戻り、僕は直談判して競売を遅らせた。
あー〜思い出すと笑えないくらいキツかったかもしれない。

今現在もリボ払い地獄の如く続いている慢性疼痛・神経系疾患、
加えて少なくとも月イチの検査が必要な病弱体質の起点は
後にこの時の心身へのストレスが原因らしいとわかる。

そりゃ「毎月の家のローン全額と固定資産税半額を払え」なんて大学の片手間バイト生活には無理だろう常識的に。

一方で自由になった親父の方は、転職してギャンブルと風俗と腕時計に散財しまくっていたな。まあわからなくもない。

ハタチ前後の親父(クソガキ)と、娘抱き抱えて途方に暮れた10歳上のシンママ(未亡人)と恋に落ちて半ば駆け落ち。

28の僕は自分をクソガキだと思っているのに、ハタチで結婚か……。
冷静に考えてヤバすぎる。
弟の高校進学までは耐えた訳だからな。
いや、僕が小1の時に既に職場の新人食ってたらしいが。

兎も角、休日にその辺の高校生をミニストップのキャラメルサンデーで買収して河原で水切り石の相手させてるような僕には無理。
28歳独身彼女ナシで独身貴族というには流石に無理があるし自覚もしている。
そんな僕が言うんだから間違いない。
僕はまだまだ青春したい。
出来れば一生。

余談終了。



愛用の腕時計とかドラマとか映画の話


とりあえずクォーツで日差が少なくそこそこ名前が知られている安定したブランド且つ、なるべく他人と被らないモノが良い(逆張りヲタク体質)ので、
『Hamilton(ハミルトン)』の『ベンチュラ(クロノクオーツ)』を愛用している。
映画MIBシリーズでウィルスミス演じるエージェントJと同じモデル。

この三角ケースの“話の切り口ですよ感”がとても素敵


『Hamilton』と言えば、他にも様々な映画やドラマに登場しているので“ムービータイムピース”的な印象が強い。

パッと思いつくのがMIB。最近だとノーラン監督の『オッペンハイマー』では時代に合わせたアンティークモデルが登場していた。『インターステラー』や『TENET』のコラボ限定モデルが発売されたりも。

海外ドラマ『Dr.HOUSE』では、ヒューローリー演じる診断医ハウスもHamiltonのタイムピース『カーキ キング』を愛用していた。見た感じ、多分。

ひっくり返ってムーヴメントが見えるシーンがあったのでおそらくカーキキング

深夜ワンセグガラケーで観た小学生以来、サブスクにあったんで久々に視聴して気が付いた。歳を取ると作品に対する着眼点はこんなに変わるものなのか。
当時は「タカが外れたキャメロン……マジでエロ過ぎる」くらいしか考えてない。




 初めての機械式腕時計は『ORIENT (オリエント)』を是非


完全に話が逸れてしまったので仕切り直す。
腕時計素人がお勧めする20代〜30代へ、初めての機械式腕時計。

【選定条件】
①ブランドのネームバリュー
②そこからくるアフターサービスや信頼度
④機械式であること
⑤着用シーンはビジネスとカジュアルの中間くらい(冠婚葬祭NG)
⑥予算は約3万円〜行っても5万円まで
⑦日差・ムーヴメント(キャリバー)など細かい仕様については特に触れない(あくまでも素人向け)

上記をふまえて推したい3本をリンク付きで紹介。

『コンテンポラリー サン&ムーン』

  • オリエントの『コンテンポラリー』シリーズ

  • 時間経過と共に小窓の太陽が月にかわる遊び心(サン&ムーン)

  • 5気圧防水(日常生活レベル)

  • シースルーバック(所謂『裏スケ』裏からムーヴメントを見る事ができる)

『バンビーノ オープンハート』

  • オリエントの『バンビーノ』シリーズ

  • 表から内部メカの動きをゆったり鑑賞できるロマン

  • 3気圧防水(日常生活レベル)

  • シースルーバック

『マコ 40』

  • オリエントの『マコ』シリーズ

  • 逆回転防止回転ベゼル(元々はダイバーの安全を守る機構)

  • 裏フタのイルカ(マコ)の刻印がキュート

  • 20気圧防水(ISO規格ではなく日常強化防水)

  • ルミナスライト(蓄光塗料で暗い場所でも時刻が見えやすい)

因みに『マコ』とは実はイルカのことではなく、本来マオリ語でサメを意味する言葉。イルカの刻印がサメと見間違えられたのがキッカケで、一部の地域では愛称として”Mako“と呼ばれているらしい。



最後に


これを読んだ誰かが忘れられない一本目と出会えると幸いです。
機械式腕時計はタフだけど繊細で
定期的にオーバーホールする手間やお金も掛かります。

だけど使っていくうちに何処となく主人に似ていく。

病める時も貧しい時も未亡人口説き落とす時も家売るときも、
独りになって、また誰かと出会って、また別れて、
時が経ってオーバーホールするの忘れるくらいボケてきて
昼飯食ったか食ってないのか
もはや時計を見ても正確な時刻なのかも分からなくなって。

メーカーじゃないんで保証は出来かねますが、
最期まで一番近い距離で寄り添ってくれると思います。

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