インク沼が思ったより深かった話
この記事はmast Advent Calendar 2022の13日目の記事です。
12日目はぱうろさんによる「冬の服装について米軍から学ぶ」でした。
さて、唐突ですが皆さんはインク好きですか?
1. インク沼との出会い
僕は受験直前だった去年の6月にインク沼にハマりました。イーアスの中にACADEMIAという本屋さんがあるのですが、そこにiroshizuku<色彩雫>というインクが置いてありました。端的に言うと一目惚れです。すぐに買いました。
iroshizuku<色彩雫>は1色で買う他に、3色セットで買うことができます。1色の場合1,650円、3色セットは2,310円で買うことができます(税込)。
最初はこの3色を購入しました。3色選べるし、系統違う3色入れとこ!って感じだったと思います。
まずなんといっても色の名前、すごい綺麗じゃないですか? この他にも「月夜」や「躑躅」(つつじって読むよ!覚えて帰ろう)とかがあります。
もうコンセプトから優勝です。こんなの買うしかありません。
ついでにガラスペンも購入しました。インクだけあっても書けないからね。
2. 「松露」にどハマりする
初めてのインク3色を買ったわけですが、その中でも松露にどハマりしました。今でも一番のお気に入りです。
元々ブルーグリーンがとても好きだったのもありますが、このインクの一番面白いポイントは、色の変化にあります。
書いたときは深い青、乾いてくると上の写真のような綺麗な緑になります。さらに、水を含ませて書くと鮮やかな水色になるんです。すごいでしょ? とにかくこのインクで書くのがとても楽しいんです。
高校3年の時の数学のノートはこのインクでとってました。学校にインク持っていってガラスペンで計算問題解いてたの、今思うとだいぶ気が狂ってる気がします。
でもお気に入りのインクをどうしても使いたい!そんな時は、インクコンバーターを使いましょう。
コンバーターとは、任意のインクを万年筆で使えるようにするアイテムです。スポイト式カートリッジって表現すれば伝わったり伝わらなかったりするかも。
現在はpilotのkakunoという万年筆にCON-40という別売りのコンバーターをつけて使っています。kakunoはとても安い万年筆なんですけど、コスパ最強なのでとてもおすすめです。 これで学校でガラスペンを使う不便な生活とはおさらばですね。
3. 最近の僕のインク事情
ここからはただの現状報告になるので読まなくていいです。
現在持っているインク
初めてインクを買った時から1年以上が経ちました。現在僕が持っているインクがこちらです。
まだまだ多いとは言えませんが、ゆっくり気に入った色を集めていければなと思います。
ちゃんとしたガラスペン
誕生日プレゼントで父親にガラスペンを買ってもらいました。その前まで使っていたのはAmazonで買った中華製の安いガラスペンだったので、ちゃんとしたのが欲しいなあと常々思っていたところでした。
こちらは、ガラス工房まつぼっくりさんのガラスペン、ストームグラス クリアです。
皆さんはストームグラスを知ってますか? ストームグラスとは19世紀ごろ、中の溶液の様子を見ることで天気を予測するのに用いられたものです。気温やその他の環境変化によって溶液の中に析出する結晶の様子が変わり、その様子から天気を予測したそうです。
そしてこのガラスペンはその名の通り、軸の部分がストームグラスになっています。おしゃれですよね。
8000円台だったと記憶してますが、現在は9,350円(税込)で購入できるそうです。
インクの本
この間、Q'tのLIBROに行ったらこんな本が置いてありました。いろいろあった末、結局購入。この文庫本サイズで1,800円でした。高すぎじゃないですか?高すぎです。ばか。
この本は、日本のインクについて色系統別や季節別でまとめてあってとても役に立ちます。色見本が載っていたり、逆輸入のインクのコラムがあったりと情報盛りだくさんなので、「興味あるけど何色から買えばいいかわからないなあ」という人は読んでみるといいかもしれません。
実際にやりましたが、友達の誕生日プレゼントで誕生月にあったインクをプレゼントする、なんてのもなかなか粋じゃないでしょうか。
さいごに
以上、駄文を書き連ねましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。「インク興味出てきた!」などありましたらぜひご連絡ください。
ではまた来年のmast Advent Calenderで!