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両極
多くの課題に加え、失いかけていたエネルギーをもらえた試合。
伝統のディフェンス力。
山本伊織としてのカラーを出せなかった悔しさ。
その両方が、この2時間に詰まっていた。
駆け引きの巧さ。
対、人であるサッカーの本質とも言えるこの部分において完全に相手に上回られた形となった。
一つ一つの質。
芝であれば通っていたパス、カボのピッチであれば間に合っていた足。消せていたスペース。
少し強くなったり、弱くなってしまったり。
様々な「いつもとの違い」が結果として現れた様に思う。
ただ、あのピッチでLabolに勝つ意味を考えると、より一層燃えたぎるものがある気がした。
それと同時に、あの湿度、気温で集中力を保ち続けることの難しさを痛感させてもらった。
そうなると「選手層」というところに着目せざるを得ない。
2本目、4本目が終わった時に2-1、3-3だったものを5-1、6-2と突き放すことができれば。
もう一つ、俺たちの全体としての質が高ければ。
そう思わざるを得ないもどかしさがあった。
0-1.0-0と取れない点、自ら崩れた様な失点。
外から見ていれば何をしているんだと言いたくなる様なミスでも、中に入れば見るべきものが見えなくなる選手。
スコアが表す差以上に互角にやりあえるという感覚は、幻だ。
勘違いしてはいけない。
強いチームは、相手を楽にさせる様なミスをしない。
強度を上げるべき場所を、理解している。
狙うべきスペースが共有されている。
俺たちはもっともっと巧くなれる。
挑戦者の心構えで、またピッチに立ってほしい。
また、何もできなかった選手は試合に出れる選手になれる様に、どう成長していくか。