貧血の事どれだけ知ってるんですか?
皆さん、こんにちは。
もりかんです。
最近は風が冷たくなってきましたね。
前よりも過ごしやすい気候になった気がします。
季節の変わり目なので、体調に気を付けてくださいね。
さて、本日は【貧血】という題目でnoteを書きます。
貧血は比較的耳にする医療ワードだと思いますが、
具体的に何が原因で、何に気を付けなくてはいけないのか
知っている人の方が少ないです。
なので、今回は【貧血】の種類やどこに問題があるのか
知っていきましょう!!
1.貧血って何よ?
貧血っていうのは、
血中のヘモグロビンという物質が減少してしまっている状態です。
ヘモグロビン:体内の赤血球に含まれるたんぱく質 酸素の運搬を行っている 鉄から生じている
※詳細は2章参照
成人男性は、13.0g/dL未満
成人女性・小児は、12.0g/dL未満
高齢者は男女関係なく、11.0g/dL未満
が【貧血】となります。(WHO参照)
上記の値は、あくまで基準値なので個人差は生じてきまので、
基準値を下回ったから大変!!
ってわけではないので安心してください。
2.ヘモグロビンとはなんぞや?
ヘモグロビン(Hb)が減少すると、貧血なのはわかった。
ヘモグロビンって一体何者?
ヘモグロビンは、
ヘムとグロビンという2つの物質から成ります。
ヘム:鉄を含んだ赤い色素
グロビン:タンパク質
血が赤いのも、このヘムのおかげです。
このヘモグロビンの仕事ですが、
酸素の運搬
を行っています。
つまり、
①貧血ってのは、ヘモグロビンの数が少ないこと
②ヘモグロビンの仕事は酸素を運搬すること
③ってことは、貧血=酸素不足
こうなります。
なので、貧血の症状は酸欠の症状が出現します。
息切れ・疲れやすさ・めまい・頭痛・怠さ などなど
なるほど、なるほど
貧血の症状はわかった。ところで、貧血って種類はあるの?
はい、あります。
3.貧血の種類とは?
貧血とは、酸欠状態になることだと上記で書きました。
貧血で酸欠状態になる条件は3つに分類されます。
ⅰ.赤血球を製造するための原材料(鉄・葉酸・ビタミンB12 等)が不足
ⅱ.赤血球を製造する部分(骨髄)の稼働率低下
ⅲ.赤血球の減少
上記の3つが貧血の原因となります。
この①~③までの原因を持つ貧血がそれぞれ存在しています。
ⅰ.原料不足
鉄分が不足すると、鉄欠乏性貧血になります。
また、葉酸やビタミンB12が不足すると、
巨赤芽球貧血という貧血になります。
鉄分は胃によって吸収されるため、
胃に障害がある場合や胃を切除している方は
鉄欠乏性貧血になりやすいです。
ⅱ.骨髄の稼働率低下
骨髄は、赤血球を製造しています。
そのため、骨髄に問題が生じると赤血球が製造出来ずに貧血になります。
この貧血を、再生不良貧血といいます。
また、骨髄に赤血球を製造するように命令を出しているのは、
エリスロポエチンというホルモンなんですが、
このホルモンは腎臓で作られるので、エリスロポエチンが減少する貧血を
腎性貧血といいます。
ⅲ.赤血球の減少
これは、何かの要因によって赤血球の数が減少することで起きる貧血です。
赤血球の破壊が進行してしまったことによる貧血を、
溶血性貧血といいます。
また、内臓や消化管にて出血等が生じていると、赤血球の数が減少するので
貧血になります。
上記のⅰ~ⅲの要因にてそれぞれ対応した貧血を生じます。
なので、貧血だからとりあえず鉄分を取ろうは
間違っている可能性があるということです。
しっかり自分の体を知っていきましょう!!
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