白玲戦2
初めての順位戦が終わりました。10月から始まり、7月に最終戦。計8局。
リーグ序盤で順調なスタートを切ることができ、良い年越しをすることができました。
リーグ中盤、自分より順位が上の三連戦を1敗以内で耐えたら昇級も見えてくると考えていました。結果的にその3局は気負わずのびのびと指すことができ、結果も幸いしました。
前期の27位と28位を決める清水女流との一戦、それに勝っていれば6連勝した時点で昇級が決まっていました(確か)。これが順位戦……と、順位の大きさを実感して嬉しいやら楽しいやら。
残る2局、礒谷女流との対局は完敗でした。負けても昇級の目はあったのですが決まらず。決まらなかったと聞いて少しほっとしました。性格上、調子に乗りかねないので最終局までの1ヶ月ピリッとした気持ちでいられたのは良かったです。
最後は矢内女流と。憧れの先輩のことを1ヶ月思い続けて過ごしました。焦らない、急がず普段通りに、をテーマに。対局中に師匠の顔を思い浮かべ、おじゃる丸の詠人が流れ……長い対局になりました。
あまり緊張もせず自分の力を出せたのは、勝敗別にしても充実したものでした。他クラスの最終戦を観ていて、緊張から手が伸びないことが一番の敵だなと感じていたので、あまり意識をしないよう心がけました。いつもそうできたのなら香車一本くらい強くなりそう。
昇級が決まり、たくさんの方からお祝いの言葉やメッセージをいただきました。杉本八段からもお祝いメールがきたのですが「師匠を思い出しながら指しました」と返信したら、返信がありません。まだまだ精進します。
白玲戦とは脱線しますが、夫のことも少し。
アナウンサーを異動になり、それを機に退職しました。詳細はラジオ(You Tubeにアップされています)を聴いていただきたいのですが、簡潔に言うと受験生生活になります。
結婚したことで選択肢が狭まるのではなく広がれば良いなという考えで、後悔のないようにだけ生きてほしい、生きたいな、と思っています。
今回のことで相談に乗ってもらえたり笑ってくれたりする人がわたしたちの周りにたくさんいて、それだけで幸せなことだなと感じています。
今年度はすでにいろいろとありましたが、山あり谷ありで楽しく過ごしています。昨年度までと変わらず自分のペースで将棋も仕事もしていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。