「長いお別れ」~悲しみの乗り越えかた~#1.5
私は、お父さんのこと、「可哀そう」だと思ってた。
「可哀そう」なお父さんが、認知症になって、家族のこと、自分のことをどんどん忘れて行って、今までできていたことができなくなって、さらに「可哀そう」な人になったんだって思ってた。
早くに母を亡くして、お父さん一人で私のこと育ててくれたのに、私が家を出たから、一人でコンビニのパン食べて、数年お風呂にも入らなくて、ゴミをため込んで、ガスも水道も通っていないごみ屋敷の中で孤独で生きているのに、私は一人で関西にきて、きれいな部屋で、大