妖怪
幸福の7か条(水木しげる)
成功や栄誉や勝ち負けを目的にことを行なってはいけない
しないではいられないことをし続けなさい
他人との比較ではなく、あくまでも自分の楽しさを追求すべし
好きの力を信じる
才能と収入は別物 努力は人を裏切ると心得よ
怠け者になりなさい
目に見えない世界を信じる
上記の7か条は、4年前のノートに書いてあった。
TVかラジオからの音声を書きとったようだ。
心に響いたから書き取ったのだろう。
4年前は会社を辞める直前の年だ。
定年前に辞めることを本気で考えていた頃。
定年前に退職することは、主体的な意思を持って生きることだと考えて辞めた。
人と比較しないで、自分がやりたいことをやる選択をした。
その頃に水木しげるのこの言葉に賛同した。
このメモのことは忘れていたが、今の自分も間違いなくそこに向かっている。
改めて勇気づけられる言葉だ。
6番目に書かれた怠け者にはなれていない。
一生懸命になり過ぎている。
もっと怠けないと幸せになれない。
7番目の、目に見えない世界を信じる気持ちにも至っていない。
妖怪と生きてきた水木ならではの幸せ観かもしれない。
私たちは情報化社会で、膨大な量の情報に毎日触れている。
インターネットのおかげで、世界中のことを毎日見た気になっている。
こういう時代だからこそ、見えていないものを見ようとする目が大切だろう。
見えているものと、その裏側にある目に見えないものが合わさって現実がある。
見えているものが何故そうなったかを知るときには、後ろに潜む妖怪の正体を探すとよいのだろう。