ランチ会
イベントを手伝ってくれた学生たちとランチ会を開催し、今後どういう社会を目指すか意見を聞いた。すると、サステナブルな社会が最も実現しなくてはいけない社会だと共通して答えた。ヨーロッパではすでに廃プラやフードロスといった社会問題に対する意識が高いが、日本はまだ遅れていると言った。
では彼らに「その目指すべき将来に向けた消費行動を現在しているか?例えば多少値段は高くてもエコな商品を選んで購入しているか?」と質問すると「そうなっていない」と答えた。理由はまだ経済力も生活力も無いので「どうしてもリーズナブルな物を選ぶしかない」のが現実だそうだ。社会貢献よりも自分の事でいっぱいで、SEGsといっても身近には感じられない。だが、パタゴニアのリユースの事は知っていて「結構刺さっている」ので、社会人になって自分で選択できるのが現実になったときには、生活スタイルを変えたいと言っている。
彼ら世代が消費の中心になる数年後、企業内でも意思決定する立場になった時、日本社会はサステナブルに一気に加速するだろうと感じた。その時に選ばれる企業でないと生き残れない、と思った。企業の目指す目標に共感や支持するステークホルダーは多いが、良い目標だけ掲げても実現していかないと、今後一気に変化する社会には対応できないと感じた。
ビジネスは目的ではなく、社会課題を解決するための手段だ。私たちの仕事の意義は社会課題を解決すること。企業では社員がその意味をわかっていないと機能しない。新しいことをするのは苦難も多いが、意味を理解することが乗り越える力になる。