1泊2000円のゲストハウスを出てヒッチハイクで白浜に向かおうとしている。 けど、もう無理だあと思う。暑くて重くて恥ずかしくてきつい。刺すような日差しに肌がじりじり焼けて痛い。1ヶ月前にやけくそで買った100均のサンダルは未だに足に合わなくて鼻緒が当たるところで水膨れができては潰れてを繰り返している。 昼から大阪の大型商業施設から半径徒歩20分くらいの範囲を行ったり来たりしている。カンカン照りの日差しのなかボードを掲げて熱中症の予感がしては施設のフードコートに入って。勇気をだ
5年前くらいから「愛とは何か」が私の中のテーマのひとつだった。 「好き」は言える。「愛おしい」感覚も分かる。でも「愛してる」と言葉にすることはできない。それがどんなものかよく分からないから。 よく恋愛で愛は好きを超えたところにあるというような言われ方をするけど本当なんだろうか。だとしたら私はいつまでも好きを越えられない気がした。 いつの時代からか、たぶんうんと昔から、人は愛を歌い、愛を詠み、愛を綴っているらしい。人が人として生きていく上で愛を知っているということはさぞ重要なこ
最近寝ても寝ても眠い。隙あらば寝てる。ゴキブリがいる部屋でも平気で寝られる。
ふらふらする生活になって、お風呂との関わり方がガラッと変わった。 朝と昼で2回入ったっていいし、シャワーで流すだけで石鹸で洗わなくてもいいし、髪は乾かさなくてもいいってことに気がついた。 前までお風呂に入りたくなくて泣くくらいだったのにお風呂へのハードルが驚く程に低くなった。
部屋が空っぽになった。 片付けをした5日間、思い出の品を捨てるスピードがどんどん早くなっていくことに気がついて悲しくなった。嫌だった。 今日はベッドも何も無い家でティッシュ箱を枕に寝る。 明日からヒッチハイクの旅。怖い。
最近泣くことが増えた。 泣くというか、息をするように涙がぽろぽろ出ることが増えた。悲しい、こわい、不安、苦しい、罪悪感。1秒先の自分の機嫌を保つためにそういうのに蓋をする、ということが無くなって、やって来た感情を素直に迎え入れて涙腺の蛇口がするする開く感じ。悲しかったりこわかったり、つらいんだけど、たくましく生きようとしてる感じはする。いやつらいけど。 ふと数ヶ月前までの自分を思い出す時がある。「笑顔でいた方いいよな」「ぼーっとするな、しっかり仕事しなきゃ」って、そのために
先日、2日間だけ場所を借りてジャズ喫茶を開いた。あっという間に時間が過ぎてそろそろ振り返っておこうかなということでがーっと箇条書きに感想を残しておく。 ・「冠婚葬祭」の「祭」だったなと。ある人が話してくれてしっくり来た。今まで自分に関わってくれた人達がジャズとか喫茶っていうものを通して集まってくれて、各々楽しんでた。ジャズバーで1回会っただけの名前も知らない人とかも来てくれて、結婚式よりも人との親密さのグラデーションが許されていて心地よかった。来てくれた人ともっと話したかっ
仕事を辞めた。旅がしたかったから。能登に行きたかったから。 行きたい時に行きたい場所に行けて時間にも場所にも社会的な「こうあるべき」にも何にも縛られない気ままな生活。憧れだったはずなのにまだ部屋の解約手続きもしていない今、もうやめたい。 ここ3日間、旅の練習も兼ねて県内のお世話になった人達の元でバイトをし家に泊まらせてもらった。決まった仕事をせず家もない暮らしとはこういうことだと思った。 3日間関わった人はみんな良い人だった。私の急なお願いを快く受け入れご飯を奢って今後放浪
ついに今日、この旅メインとも言える砂漠での年越しを迎える。 歌うラクダ、辺り一面に広がる砂の海。 忘れたくない日。 ・2023年最後の朝 昨晩突如として驚異的な体力の回復を見せ、今日ももちろん元気いっぱいエネルギー満タン。朝日に照らされるジャイサルメールの街はとても美しいらしく、日の出に合わせて目を覚ました。 朝のひんやりとした空気に首をすくめながらルーフトップへ向かうと、もう既に日本人メンバー達が何人か団欒していた。 これまでのインド旅は8人グループを3つ作りそれぞれで
これからやりたいこと ①ジャズ喫茶開く ②白丸に喫茶&宿泊利用できる憩いの場をつくる ③サックス持って世界極貧旅する ④発達障害を持つ子ども達を海外に連れていく
軽トラ乗り回したい 富士山登りたい ギター弾けるようになりたい イカ漁してみたい 沖縄に住んでみたい 朝海辺で楽器が吹けるような生活をしたい 気の向くままに世界中旅して過ごしたい
初対面のすごく好きな雰囲気を纏った方と仕事の話になって「アート系やってる人かと思った」って言われたのが嬉しかった。 アートやりたいのかもしれない。
noteでちゃんとインド旅終わらせたい。ジャズ喫茶開きたい。楽器練習したい。今の仕事頑張りたい。旅しながら収入を得る方法も見つけたい。英語の勉強したい。積ん読してる本読みたい。散歩したい。引越し先も早く見つけたい。行きたい場所も会いたい人もたくさん。 ひとつずつ丁寧に。
半日眠ってちょっと体調回復。今日の予定はインドに来てはじめてののんびり観光&砂漠の街に向けての寝台列車移動。 お買い物したりカフェに入ったり、心休まる穏やかな日。 ・インドらしい朝 眠りに眠って目が覚める。本日の睡眠時間約13時間。こんなに寝ると起きてここがどこだか分からなくなるけどこの濃くてちょっとざらっとした空気で分かる。紛れもなくインド。 今日の体調は気抜くバージョンで言うと熱っぽい、気合い入れるバージョンで言うとご飯食べれば治るといった感じだ。 ホテルのチェックア
先の見えない移動を経てついにアラバスタの街、ジョードプルへ到着。 9人一緒に泊まるという難易度高めの宿探し、ここに来ての体調不良、乗り越えるものは色々あるけれどそれが旅の醍醐味。 ・やっとの到着 時刻はお昼の12時。爽やかな風が吹き込む寝台バスに揺られて約7時間。ようやく目的地のジョードプルへ到着した。 アグラからここまでの移動はバスの予約が予想外に取れていなかったり、移動手段を見つけるために夜中にそこら辺にいるインド人に聞きこみをしたり、極寒の車内でぎゅうぎゅうになっ
行き先も到着時間もよく分からないまま聞き込み情報と直感を頼りに次の街へ。 相変わらず英語力は0だけどやる気と好奇心は人一倍。旅人スキルをよろよろめきめき育てていく。 ・経由地到着。ここからどうする? ぎゅうぎゅうになって眠った寝台バス。なんだか車内が騒がしくて起きると時刻4時。 眠い。が、目的地までの経由街、ジャイプールの市街地に着いたというので左右で大きくずれのある眼鏡をかけてここでバスを降りる。 さてここからどうしようか。 行き先がジョードプルという街ということだけ決