ようこそ、無の世界へ

これは何ももたない私が生きるための1つの手段だ。過去に囚われ、未来に進めず、深淵に迷い込み、抜け出せなくなった私の物語だ。

ある日を境に狂ってしまった。
仕事は上手くできない。日常も上手く生きれない。
世界に、自分に、絶望した。
出口のない迷路に迷い込んでしまったのだ。
"たすけて"そのたった四文字が言えない。
1人で全てを抱え、背負った挙句の結果だ。
相談しても欲しい言葉は返ってこない、その場に合う雑な、適当な言葉を並べられ何一つ解決しない。
理解されないのだ。
もし共感者がいたのならば、あなたも無の世界へ誘おうじゃないか。私があなたを理解し受け止めようじゃないか。
私は思う。私やあなたがおかしいんじゃない。
この世界が、おかしいのだと。
生きにくいこの世界が。苦しむ人が報われない世界が。
全てを壊してしまいたいと、思ってしまう。
だけどそれはちっぽけで、当然叶えられない。
僅かながらの希望なのだ、救われない私の。

さて、ここからは仕事の話をしようじゃないか。
みなさま、次の無の世界でお会いしましょう。