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shizuka。
2020年9月4日 02:40
祖母の家に向かうことが決まったので、私は警察官に剥がされたリュックを背負い直し柵の中からフラフラと出た。親が帰って静かになったロビーを通った時、どこか安心した気持ちがあったが、同時に、両脇に警察官に付き添われ再び警察車両に乗り込もうとしている自分の状況を俯瞰し、「なんでことになってるんだ」という虚無感に襲われた。俯瞰して見た自分はまるで、ニュースでよく見る逮捕されて出てくる犯罪者のようだと思っ