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フィリックスガムのキャラクター、実は「熊」だった

驚きの事実が判明しました。駄菓子屋などでよく見かけた「フィリックスガム」。当たり付きのガムとして有名ですが、あのパッケージに描かれているのは猫ではなく熊だったのです。

これについては、綱島理友『お菓子帖』という本に詳しく書かれています。

引用すると以下の通り。

「そもそも、あの「フィリックス・ガム』を始めた頃…、そうですね、あのガムが初めて登場したのは昭和三十七年ぐらいなんですがね…、あのガムは別にフィリックス・ザ・キャットを意識して作ったモノではないのですわ。
最初、あのキャラクターはクマだったんですよ。
こっちとしてはあくまで熊のつもりだったんです。
熊のフィリックスってヤツだったんですね。
ところが、名前がフィリックスだったもんで、世間は『フィリックス・ザ・キャット』だと思い込んだんですね。

綱島理友『お菓子帖』

なんと、本当に熊だったようですね。これには驚き。しかも話には続きがあって、
①フィリックス・ザ・キャットの版権を正式に取得
②版権を持っている会社が別の会社になり、「あの絵ではちょっとフィリックスのイメージを損ねるので困る」と言われる
③結局別の形で続けようということになった
とのこと。

さらに新事実なのですが、「フィリックス・ガム」と名乗っているのは1個50円のガムのみだそう。10円のほうのガムは「FXガム」という別商品であり、こちらは昔ながらの熊バージョンの絵柄を使っているとのこと。「ちょっと耳を短くしたり、ホオの毛を二つにわけ」たりして、熊らしくしているんだとか。

あの絵が熊だったとは…。なんか新事実すぎて笑えてきますね。

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