リップル提訴ニュースのまとめとその影響考察
概要
米フィンテックのリップルは21日、同社が取り扱う暗号資産（仮想通貨）「XRP」を巡り、米証券取引委員会（SEC）による提訴を予想していると明らかにした。米メディアが報道した。SECはXRPを有価証券とみなし、証券法の投資家保護違反で訴えるという。一方、リップルはXRPは通貨だとして、SECに反論している。（Nikkei引用）
XRPに関しリップルをSECが投資家保護違反で提訴。XRP自体が悪い訳ではなく、その取り扱いの問題であるが、次章に記載の理由から大きく価格を落としていると考えられます。
下落要因まとめ
以下のようなマイナス要素のためにXRPの価値は半分程度へ下がっていると考えられます。
・有価証券扱いとなり取引所での扱いが困難となる可能性がある
・一部の取引所が取引をすでに停止している
・リップル、XRPへの信用低下
・リップルのXRP運用能力の低下懸念
・訴訟による先行きの不透明感
など
リバウンドを期待できる要素
・XRPは中央集権型であり比較的に政府がコントロールしやすい
・アメリカの脅威となりうるデジタル人民元の対抗軸となりうる
・国内外の多くの銀行が支援している
・提訴前時点で時価総額３位であり非常に影響力のある通貨である
・送金コスト削減に寄与する
※正直なところあまり期待できないと思っておりトウシドリは売却しました。XRPが回復する可能性もありますが、BTCなどに資金を回す方が期待値が高いという判断です。
XRPと関わる過去のニュース
XRP、リップルは以前からきな臭いニュースが流れる通貨、企業でした。ただ、ついている企業が非常に強く時価総額も３位と非常に強い通貨であったことから、トウシドリも信用し購入していたので今回の件は想定外でした。
他仮想通貨への影響
プラスマイナスの両要素を洗い出してみました。
プラス要素
・XRPから流出した資金の別の仮想通貨への流入
・非中央集権型への信頼強化
（XRPはBTC、ETCと根本的に異なる通貨です。こちらで簡単に説明します。）
マイナス要素
・仮想通貨全体への信用低下
・仮想通貨全体への規制等の強化（比較的可能性は低いと思われます。）
トウシドリ的には仮想通貨全体は（少なくとも長期では）あげると思っているのでXRPの資金はBTC、ETHに移しました。
私個人はbtc, ethに比重移します。xrpとは構造的に別だと見てるので、xrpと別括りの資産と捉えてます。
— トウシドリ (@bird_investor) December 24, 2020
株価への影響
ほとんどの株への影響はあまりないと思います。提訴前でもXRPの時価総額は30 B USD程度。決して小さい額ではないですが株式市場全体への影響を与えるほどではないです。
マイニングできる通貨でもないのでマイニング銘柄にも影響はないでしょう。代替商品が多数あるので取引所への影響も限定的かと思います。
影響が大きいのはXRPを多く保有している企業ではないでしょうか。XRPは送金のための通貨で銀行と関係性が深いです。銀行、送金関連にXRP保有企業があるかと思います。
ただ、XRPの保有量を報告している銀行、企業というのをトウシドリは聞いたことがないですし、経営に財務等の数字に影響が出るほど保有しているようなところは少ないのではないかと推測します。
トウシドリの戯言
個人的にはすごくXRP好きだったので戯言を・・・
論理的にはリップルが悪いのとxrpが悪いのは別の話だし、さらにリップルが悪いのとリップルの経営陣が悪いのはまた別の話だとおもうんですよね
であればあるべきとしては如何に既に世に価値を提供しているxrpにダメージを与えずにリップルの経営陣を切り離し、リップルにxrpの管理機能を残すか、になると思うのです。素人考えですが。
これがどの程度実現できるかや、訴訟のゴタゴタの間に人が離脱するシナリオもありますが。
まだ方向性が定まらないので落ちきらない以前のプライスに留まってると見てます。
参考情報
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