2016 - Pont du Gard, France
サッカーのUEFA EURO 2020(欧州選手権)がコロナウィルスの影響によって延期になった。4年に一度のEUROを心待ちにしていた私は、延期の知らせを受けて着々と航空券や宿のキャンセルの手続きをした。意気消沈。
4年前のフランス大会では、パリ、マルセイユ、ボルドーの3都市で3試合観戦した。今年のEUROは60周年記念大会で、ヨーロッパ12ヶ国、12都市で分散開催が決定していた。旅の妄想、炸裂!そして、私が選んだのは、こんな旅だった。
ハンガリー・ブダペスト(R16)
ルーマニア・ブカレスト(R16)
<中断期間にギリシャ・アテネ>
イタリア・ローマ(Quater Final)
人気のロンドン、ビルバオ、コペンハーゲンなどをあえて外し、マニアックな東欧を攻め、ローマで締める。なんてローコスト。ブダペストもローマも行ったことがあるので、ブカレストとアテネが何より楽しみだった。東京オリンピックを前に、近代オリンピックが初めて開催されたアテネのパナシナイコスタジアムを走る計画など、すべて2021年に持ち越しだ。
フランス大会でマルセイユに滞在中、どうしても見たかった「橋」に行くことにした。古代ローマ時代のPont du Gard(ポン・デュ・ガール)という水道橋で、私はこの水道橋というものが好きで好きでたまらない。なぜか心ひかれてしまう。
南フランス、ニームの町からバスに乗り、途中の町で降ろされて次のバスを待ったりして、ようやく辿り着いたのがこのポン・デュ・ガールだ。ここへバスと徒歩で来る観光客は極めて少なかった。
この橋が見たかった!紀元前19年頃に架けられた橋だ!ロマン!
渡る!
裸足になって水に浸かりながら、マルセイユで買ってきたアップルパイを食べた。眩しかった。
ポン・デュ・ガールからマルセイユに戻った翌日、EURO 2016 ポルトガルvsポーランドの試合を見た。この年のEURO優勝国は、クリスティアーノ・ロナウドの活躍もあってポルトガルだった。
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