航空券予約サイトを運営!エアトリ(6191)の将来性はどうなの?【いろはに企業分析】
みなさんこんにちは!
来月、タイ🇹🇭に行く予定のインターン生の青木です。
インベストメントブリッジでは、インターン生がnote記事の執筆を行っています。
現在は、以下の記事を公開中です。
個別株を紹介し、将来性などを検討するnote
毎週の気になったニュースの紹介
早くも7つ目の個別株の紹介ですが、今回はエアトリ(6191)について分析していきます!
航空券予約サイト「エアトリ」を運営しており、旅行に行く際に使ったことのある方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんなエアトリの事業内容や将来性について解説します。
エアトリ(6191)ってどんな会社?
事業内容
まずは、エアトリの事業内容から見ていきましょう!
と思ってHPを見たら、12事業78サービスを展開しているとのこと。
人材ソリューション事業やヘルスケア事業、クラウド事業など、多岐にわたる事業展開には驚きました。僕は航空券予約サイトの印象しか持ってなかったです。
売上の大半を占めるのはエアトリ旅行事業ですが、同社は「エアトリ経済圏」の強化を目指して積極的に投資を行っています。
2024年9月期はすでに7件のM&Aを実行しており、多くの会社を子会社化しています。将来性を分析するにはもってこいの企業ですね(笑)
それぞれの事業について簡単に見ていきましょう。
業績
では、業績はどうなのでしょうか?
2024年9月期第3四半期の決算は、売上高が184億円(前年同期比10.3%増)、当期純利益が24億円(前年同期比30.2%増)となり、好調な業績が続いています。
特に、国内・国外旅行者数の増加により、業績の回復基調が顕著です。
セグメント別の業績では、旅行事業が大幅な増益を達成した一方、ITオフショア開発事業や投資事業は赤字となっており、現時点では旅行事業が業績を支えていることが分かります。
今後、投資事業が黒字化した際に、どれほどのインパクトが業績に反映されるか、注目されます。
エアトリ実際に使ってみた
9月にタイへ旅行予定の僕が実際にエアトリを使って航空券を予約してみました。
エアトリは国内だけでなく、海外の航空券やホテルの予約も簡単に行える便利なサイトです。
まず、エアトリのホームページから出発地や目的地、出発日などを入力して検索を開始。
すると、JALやANAといった大手から格安航空会社(LCC)まで、さまざまな航空会社のプランが一覧で表示され、料金を簡単に比較できます。
特に注目したいのは、獲得予定のポイントが表示される点です。エアトリの航空券予約では、なんと2%もの高還元率でポイントが付与され、他の予約サイトと比べても非常にお得です。
このポイントは次回の旅行時に使用できるため、賢く利用すればさらにお得に旅行を楽しめます。
さらに、エアトリは国内のサービスであるため、万が一トラブルが発生した際にも日本語でサポートを受けられる安心感があります。
このように、エアトリは航空券やホテルの予約において非常に便利なサービスであり、今後、旅行需要が回復するにつれて、利用者がますます増えていくことが期待されます。
個人的に気になる点
比較的安い現在の株価
次に、株価の推移を見ていきましょう。
コロナ後の旅行需要回復への期待や多角的な経営戦略が評価され、エアトリの株価は一時的に大きく上昇しました。
しかし、2021年に最高値を更新して以降、株価は下落基調にあります。
この下落の背景には、成長性への懸念があると考えられます。
以下に示すEPS成長率の表を見ると、直近5年間はかつての勢いを失っていることがわかります。
特に、投資事業での赤字が同社の業績に大きな影響を与えているようです。しかし、エアトリは多岐にわたる事業を展開しており、現在は「投資期間」と捉えるべき局面にあります。
そのため、現状の業績にはある程度目をつむって、将来性に期待するのが良いと考えられます。
このように考えると、現在の株価が少し割安な状況であるため、今がチャンスと言えるでしょう。
有利子負債比率が低い
さらに、エアトリの財務状況を考慮すると、注目すべきは有利子負債比率の低さです。
2023年の時点で、エアトリの有利子負債比率はわずか約10%です。この比率は、業界内でも非常に健全なレベルであり、同社の安定した財務基盤を示しています。
有利子負債比率が低いことは、企業が持つリスクが少ないことを意味します。負債が少ないため、金利上昇の影響を受けにくく、経済環境の変動にも柔軟に対応できるという強みがあります。
このように、エアトリは積極的な投資を行っているのにも関わらず、財務リスクを低く抑えられています。
エアトリの将来性は?
ここまでの分析を踏まえ、エアトリは将来性のある企業だと感じました。
理由は主に以下の2点です。
安定した旅行事業の収益
旅行需要の回復により、旅行事業の収益が安定しており、今後の業績向上が期待できます。積極的な多角化投資
様々な事業への投資を通じて、新たな成長機会を模索しています。
もっとエアトリを知りたいあなたへ
ここまで金融系のインターンで働く一学生として、将来性を分析してきましたが、「情報量が足りない」だったり「投資家向けの情報をまとめて見たい!」と感じた方も多いかもしれません。
このような方に向けて、弊社では「ブリッジレポート」というプロのアナリストが分析を行ったレポートを無料で公開しています!
もっとエアトリの情報を知りたい方は、ぜひご活用ください。
まとめ
エアトリについて理解は深まったでしょうか?
旅行事業の安定性と多角的な投資による成長期待により、エアトリは将来性の高い企業であると感じています。
しかし、現在は投資期間であり、業績が安定しないこともあるでしょう。
投資は自己責任ですので、きちんと情報収集をして自らの判断で行いましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
本noteでは、個別株の分析やインターン生が気になったニュース等を発信しているので、ぜひ他の記事も読んでみてください。^^
また筆者も喜びますので、スキ・コメント・フォローお願いいたします!!!
本noteはインターン生の青木がお届けしました!