グローバルWiFiで有名!ビジョン(9416)の将来性はどうなの?【いろはに企業研究】
皆さんこんにちは!
セ・リーグの優勝争いが激しくて、毎日一喜一憂しているインターン生の青木です。
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今回は個別株の記事として、ビジョン(9416)について分析していきたいと思います。
ビジョンは、海外旅行者向けのグローバルWiFiレンタルサービスを提供している企業です。
海外旅行の際に、利用したことのある方も多いのではないでしょうか?
僕自身も何度か利用したことがあります。
この「グローバルWiFi」は、海外用Wi-Fiレンタル市場において7年連続利用者数1位を達成しており、24時間365日体制のサポートや利便性に優れた受取・返却方法により、人気を集めています。
今回は、ビジョンが参加したインベストメントブリッジ主催の投資家向けIRセミナーに実際に参加してきたので、そこで得た情報も踏まえながら、ビジョンの将来性について考察していきたいと思います!
ビジョン(9416)ってどんな会社?
ビジョンでは以下の3つの事業を展開しています。
・グローバルWiFi事業
ビジョンの提供する「グローバルWiFi」は、世界200以上の国と地域で使えるパケット定額性の海外用WiFiルーターレンタルサービスです。
例えば、アメリカに行く場合、最安で1日970円からレンタル可能です。
さらに、空港やコンビニで簡単に受取・返却ができ、24時間365日体制のサポートも提供されています。
・情報通信サービス事業
WEBサイト関連サービスや電話回線手配代行サービスなどを提供しています。
最近では、記帳・仕訳の代行サービス「記帳代行ドットコム」の拡販を開始しました。
・グランピング・ツーリズム事業
富士山の絶景に囲まれた山中湖で、露天風呂やサウナを完備した完全プライベートグランピング施設を運営しています。
投資家向けIRセミナーでは、この事業がコロナ禍に立ち上げられたことが語られました。
当時、海外売上がゼロになった際に、グローバルWiFiユーザーが国内旅行を楽しめるよう、3密を避けた完全プライベートなグランピング事業を開始したとのことです。
稼働率は90%を超え、予約はほぼ満杯状態だそうです。
また、グランピング利用者の約20%がグローバルWiFiのユーザーであり、事業間でしっかりとしたシナジーが生まれていると説明されていました。
これらの情報は、同社HPや決算短信ではなかなか得られない情報であり、ブリッジサロンの魅力の一部でもあります。
ブリッジサロンで開催される投資家向けIRセミナーは、企業の成長性を直接知る貴重な機会です。
特に、プレゼンターが企業のトップや事業責任者であることが多く、経営陣の考えや今後の展望をリアルタイムで聞ける点は非常に有益でした。
興味のある方は、無料で参加できますので、ぜひ一度足を運んでみてください。
引き続き、ブリッジサロンでの投資家向けIRセミナーの内容を交えながら、ビジョンの注目ポイントと将来性について考察していきます。
注目ポイント
コロナ禍で海外売上ゼロでも赤字にならず、今期過去最高益
ビジョンはWiFiレンタルサービスを展開する企業で、コロナ禍で大きな打撃を受けましたが、海外売上がゼロの状況でも赤字に陥ることなく成長を続けてきました。
コロナ前には約2,000万人が海外渡航していたのに対し、2023年の渡航者数は約60%にとどまっています。
それにもかかわらず、ビジョンはコロナ前を大幅に上回る売上を見込んでいます。
その背景には、法人顧客による安定した収益があります。
ビジョンの強みは法人利用にあります。
現在、海外WiFiレンタルの約60%が法人利用で、売上全体の約70%を法人が占めています。
法人は長期滞在やZoom商談のため、データ無制限プランを利用することが多く、個人よりも単価が高いため、安定した収益を生んでいます。
コロナ禍では渡航制限がありましたが、オンライン商談や現地業務が必要なケースも多く、法人のWiFi需要は堅調に推移しました。
ビジョンはこの需要を的確に捉え、コロナ前よりも効率的に利益を上げる体制を整えています。
これからも法人需要を中心に売上が伸びていくことが期待されます。
このように、コロナ禍を乗り越え、ビジョンは過去最高となる170億円の売り上げを達成しました。
今後の予想も好調なようなので、今後の動向に注目です。
配当の開始と株主還元の強化
ビジョンは2024年12月期から配当性向30~40%を目安に配当を開始し、年2回の配当を実施しています。
配当利回りは約2%程度です。
さらに、株主優待制度も充実しており、100株保有でグローバルWiFiやグランピング宿泊に使える1万2千円分の利用券がもらえます。
このように、株主還元の強化にも注目が集まっています。
ビジョンの将来性は?
私が8月24日に参加したブリッジサロンのIRセミナーでは、ビジョンが今後の成長戦略について非常に興味深いプレゼンを行っていました。
海外市場への積極的な展開が強調されており、ニューヨークへの出店が決定したことや、日本で培ったノウハウをニューヨークやアジアにも展開する計画が示されました。
さらに、訪日外国人向けのサービスも開始予定です。
この背景には、日本政府が2020年までに海外旅行者を6,000万人呼び込む目標を掲げており、市場が拡大していることが挙げられます。
また、日本人のパスポート普及率が20%に満たない一方で、海外市場は日本以上に大きいため、今後の成長が期待されています。
もっとビジョンを知りたいあなたへ
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まとめ
ビジョンについて理解は深まったでしょうか?
ビジョンはコロナ禍を乗り越え、グローバルWi-Fi事業をさらに成長させるとともに、グランピング事業などの多角化に取り組んでいます。
今後も海外市場への展開を進める計画であり、将来性が期待されます。
投資は自己責任ですので、きちんと情報収集をして自らの判断で行いましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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