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羽田空港の給油インフラを独占!三愛オブリ(8097)の将来性はどうなの?【いろはに企業分析】

皆さんこんにちは😊
呪術廻戦が最終回を迎えると聞いて、マンガを最初から読み始めているインターン生の伊藤です!
アニメ版も続編を早く見たい気持ちでいっぱいです...

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今回は、個別株の記事として「三愛オブリ(8097)」を分析していきます!


三愛オブリ(8097)ってどんな会社?

三愛オブリについて「事業内容」「業績」「株主還元」の3点からまとめていきます。

事業内容

まずは事業内容から。
同社は生活に不可欠なエネルギーを取り扱う「エネルギー専門商社」として、主に以下の事業を展開しています。

石油事業
→ 特約店への卸売や産業用燃料・潤滑油の販売、サービスステーションでの小売販売などを行う。

LPガス事業
→ LPガスの販売や、産業用の一般高圧ガス、エアゾール用脱臭ガス、特殊ガス、オートガスの販売などを行う。

航空燃料取扱事業
→ 羽田空港をはじめとする空港での航空燃料取扱業務を行う。

化学品事業
→ 工業用防腐・防カビ剤や自動車用ケミカル商品等の開発・製造・販売と、個人向けの化学品販売を行う。

天然ガス
→ 全国の工場に省エネ・省コスト構築のための総合エネルギー供給システムの提案や、天然ガスの販売を行う。

潤滑油ソリューション
→ ガスエンジン発電施設や風力発電機向け潤滑油など、潤滑油に関するソリューションを提供。

業績

続いて業績も見ていきましょう。
以下は過去10年の経常利益の推移です。

同社中期経営計画より

21/3期にはコロナ禍の影響を受け、大きく減益してしまいました。

しかし、その後は順調に回復し、23/3期には過去最高益を達成していることが読み取れます。
また、24/3期の経常利益は17,741百万円(前期比+10.6%)となり、23/3期に続いて2期連続で最高益を実現しています。

株主還元

同社は株主還元に積極的な姿勢を見せています。

配当に関する以下のグラフをご覧ください。

同社中期経営計画より

このように年々配当金は上昇しています。
また、2024年度~2026年度では1株当たり100円の配当金を下限としており、減配を行わない方針です。

これらの結果として、現在(8/30時点)の配当利回りは4.96%となっており、高配当銘柄となっています。

過去の株価推移

三愛オブリの過去10年の株価推移を見ていきましょう。

TradingViewより

2022年以降、綺麗な上昇トレンドとなっていることが分かります。
この要因は主に以下の2つです。

  • 石油小売り事業の市況が安定
    → 元売会社(石油製品を特約店などに卸売りしている会社)の統合や、製油所の統廃合が主要因

  • コロナ禍からの回復による航空関連事業の業績アップ
    → 羽田空港の給油インフラに強みがあり、23/3期と24/3期の2期連続で過去最高益を達成

2024年4月以降は、横這いが続き調整局面となっていますが、業績がよく、過去最高益を達成していることは大きな安心材料と言えるでしょう。

三愛オブリの将来性は?

ここまで分析を進める中で、三愛オブリの将来性はかなり明るいと感じました👍
このように考える理由は主に以下の3つ。

・ 羽田空港の給油インフラを独占していること
・ 事業ポートフォリオの変革を行っている
・ 財務目標の達成力がある

それぞれ解説していきます。

羽田空港の給油インフラを独占

まず、羽田空港の給油インフラを独占していることは間違いなく大きな強みでしょう。

以下の「2023年度における旅客者数全体に占める空港別の割合」を示すグラフをご覧ください。

国土交通省 東京航空局「管内空港の利用概況集計表」より作成

ここからもわかる通り、羽田空港は旅客者数全体の27%を占めており、大きなシェアを誇っています。

では、羽田空港の今後の展望はどうでしょうか?
調べてみると、羽田空港では以下のような「将来の空港需要の取り込み」を進めていることが分かりました。

  • 国際線の大幅な増便

  • サテライトの整備によるターミナルの拡張

  • 「新たな国際線エリアの整備」の検討

このように、利便性の向上や空港機能の強化によって、航空需要の取り込みに尽力しています。

実際にコロナ禍が明け、インバウンドの増加によって航空需要はますます増加することが見込まれています。
これは、同社の業績にポジティブな影響をもたらすのではないでしょうか。

事業ポートフォリオの変革

ここまでで「化石燃料に頼ってる企業っぽいけど、大丈夫?」と思った方も多いかもしれません。

確かに現状では、化石燃料によるエネルギー事業がメインです。
しかし同社は、低炭素・循環型社会に対応するべく、クリーンエネルギー事業などにも参入する方針を明らかにしています。

同社中期経営計画より

このように、成長可能性のある既存事業を伸ばしつつも、環境に配慮した新規事業や成長事業にも積極的に投資することを目標としています。

エネルギー分野という同社の強みを活かしながら、新たな事業にも展開をする姿勢は高く評価されるでしょう。

財務目標の達成力

同社は前中期経営計画(21-23年度)で示した「経常利益」「ROE」「配当性向」に関する財務目標を全項目で達成しています。

また、2030年までに「PBR1倍以上を持続すること」を目標としていますが、自己株式取得や高い利回りなどの株主還元強化によって、現在のPBRは1.11倍となっています。

このように財務目標に対して達成力があるのは、投資家にとって大きな安心感があると感じました。

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まとめ

三愛オブリについて理解は深まったでしょうか。

コロナ禍明けの航空需要の高まりや株主還元の姿勢によって、三愛オブリは将来性が明るい企業であると感じました。

あくまで投資は自己責任ですので、きちんと情報収集をして自らの判断で行いましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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