戦略コンサルでアサインされる人/されない人
こんにちは!今回は、「戦略ファームでアサインされる人とされない人」というテーマでお話しします。
戦略ファームでの仕事はプロジェクト制であり、継続して同様の仕事を続けるわけではなく、人材プールの中からアサイン制になっています。
では、どのような人がプロジェクトに選ばれ、どのような人がそうではないのか、詳しく見ていきましょう。
プロジェクト制の概要
戦略ファームでは、プロジェクト制が基本となっています。
プロジェクトの期間は平均して3カ月程度ですが、短いもので1カ月から、長いもので1年と様々です。ジュニアメンバーは人材プール制になっており、新たに売れるプロジェクトに随時アサインされる仕組みです。
プロジェクトに選ばれる人と選ばれない人
このような仕組みの中で、当然プロジェクト側から求められる人と、そうではない人が出てきます。
求められる人はひっきりなしにプロジェクトにアサインされ、多くの経験を積むことができます。
一方、そうではない人は長い間アサインがなく、成長の機会を得られないことになります。
では、両者にどのような違いがあるのか、以下のポイントで説明します。
1. コンサルタントとしての力量があるか?
まず、圧倒的に仕事ができるかどうかがアサインされるかどうかの分かれ目になります。
プロジェクト運営側(パートナーなど)からすると、自分の大事なお客さんに対して、できる限り"できるやつ"をアサインしたいと考えます。過去にバリューを出せていた人や、"できるやつ"という評判の良い人が優先されます。
逆に、過去一緒にやってイマイチだったメンバーや評判の良くないジュニアは避けられる傾向にあります。
2. 特定の強みが何かしらあるか?
プロジェクトには特定のスキルや知識が求められることが多いです。
例えば、自動車の生産プロセスの改善というテーマがあった時、トヨタの生産技術で5年間働いていた人は、現場のことが良く分かっていてアサインされやすいです。
また、戦略ファームでは英語でのケースも多く、英語ができない人はアサインの機会が減ることもあります。
3. 特定のシニアとのリレーションがあるか?
シニアからしっかり認知され、自分の貢献度が明確に伝えられている人は、アサインの候補に挙がりやすいです。シニアがその人の使い方を理解していることが安心材料となります。
一方、特定のシニアとのリレーションが弱く、そもそも"知られていない人"はアサインされないことが多いです。
成長するために必要なこと
アサインされるためには、以下の活動が必要です。
初期にアサインされた際にバリューを出すよう努める/自分の実力を高めるために努力する
自分が価値を発揮できることを言語化する
ファーム内のシニアと話す機会を活用し、自分を知ってもらう
一定数戦略ファーム入社後に以下のような悪循環に陥る人がいます。
・序盤にあまりうだつが上がらない→アサイン機会が少ない→成長の機会を得られない→自信を無くす/不安になる→更にパフォームできない/アサインされない→辞めてしまう
そうならないためにも、上記のポイントを意識して活動していくことが重要です。
器用にどの領域でも通用するようなコンサルタントになれないな、と思った場合は特定の領域/シニアの方に絞って、価値を出すモデルを戦略的に作っていくこともサバイバル術としてあると思います。
参考までにコンサルタントのサバイバル術として参考になりそうな書籍を載せておきます。
次回もお楽しみに。
BizInvestor