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戦略コンサルファームで働く人のバックグラウンド
こんにちは!今回は、「戦略コンサルファームで働く人のバックグラウンド」というテーマでお話しします。戦略ファームに入ってくる人々は非常に多種多様なバックグラウンドを持っています。基本的にはどの業界でも一流と呼ばれる組織出身の方々がほとんどですが、今回はどのようなタイプの人がいるのか、について概要を説明させて頂きます。
新卒入社
新卒で戦略コンサルティングファームに入社する人たちは、体感値で全体の3割程度を占めます。このグループは東京大学、一橋大学、東京工業大学、早稲田大学、慶應義塾大学、そして海外のトップ大学からの入社が多いです。昔は理系出身者が多い印象でしたが、最近は文系出身者も増えており、就職活動で意識高く努力してきた秀才型と、尖りのある天才型が混じったグループとなっています。
また、博士課程を取られてポスドク/研究者をやられていた方も一定数いらっしゃいます。
入社後は同期との繋がりが深く、数年でスタートアップに転職したり起業する人も一定数います。
他コンサル出身者
他のコンサルティングファームから転職してくる人たちは、体感値で全体の2~3割を占めます。総合系ファーム出身者に加え、トップ戦略コンサルファームの場合、2nd Tier以下の戦略ファームからの転職者も一定数います。
特に戦略ファーム出身者は立ち上がりが早く活躍している印象ですが、総合ファーム出身者は成功する人と苦労する人に分かれる傾向があります。総合ファーム出身者はDXや実行支援系に特化した方も多いです。
金融機関出身者
政府系、民間系を含めて金融機関出身者も一定数います(~1割??)。前職の年功序列的な風土からの転換を求めて戦略ファームに来る方が多く、一定の割合の人は金融系の業務に従事することが多いです。
総合商社出身者
総合商社からの転職者も多くいらっしゃいます(~1割??)。体育会系のノリが合わず、よりクレバーな環境を求めてくる人、や特定の興味のない事業ラインで背番号が決まってしまい転職された方が多いです。ビジネスセンスやコミュニケーション能力が高い人が多いですが、丁寧なロジックは弱めの人もいて、入社後に鍛えられることが多いです。
その他日系大手事業会社出身者
日系一流事業会社出身者も多いです(~2割??)。企画系業務を行っている人に加え、技術系の方も見受けられます。特にエンジニアの方などは製造業系のプロジェクトで真価を発揮されることが多いです。
官公庁出身者
経済産業省や外務省、総務省などの国家公務員出身者も一定数います。前職の給与の低さや重層構造な組織に不満を感じて転職される方が多い印象です。地頭は良い方が多いですが、事業センスやビジネス感覚の面で苦労されることもあります。
国のために、公益のために、という志が高い方が多い印象です。
専門職出身者
医者や弁護士、会計士などの国家資格を持つ方も一部いらっしゃいます(約5%)。真面目な方が多いですが、序盤は細かい点に目がいきがちで、大局を捉えてメッセージングすることに苦労することもあります。一方で、地頭は悪くない方が多く、慣れていけばこれまで培われてきた経験も活かしながら活躍される方も多いです。
まとめ
戦略コンサルティングファームで働く人々のバックグラウンドは非常に多様です。新卒入社組、他コンサル出身者、金融機関出身者、総合商社出身者、日系大手事業会社出身者、官公庁出身者、そして専門職出身者がそれぞれの強みを活かして活躍しています。この多様性が、戦略コンサルティングファームの強みでもあります。
もし戦略ファームへの転職をお考えの方は誰にでもチャンスはありますし、
また、入社後もその多様性に触れることで自分自身の視野の広がりを感じますし、戦略ファームで培った人脈は一生の財産になると思います。
これからも、皆さんにとって役立つ情報を発信していきますので、どうぞお楽しみに。
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