『会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』【オススメ投資本】
Amazon商品紹介より
ポイント
投資家としての力を着実にあげる為には、四季報を読破することが一番手っ取り早いです。
しかし「四季報をどうやって読めば良いのか分からない」と感じる人もいるでしょう。
そういった不安を感じている方が、本書で四季報の読み方を習得する必要があります。
四季報を読んでいると、「このカッコ内の数字は、なんだろう」と疑問に思う時があります。
いちいち調べるのが面倒でうので、数字の意味を調べずに今まで、僕は読んでいました。
本書を読むことで、そういった基本的な疑問も解消され、四季報からより解像度の高い情報を得られるようになります。
また、著者の豊富な投資経験をいかした、指標等の解説は、四季報読破に限らず投資家としての底力を上げるのに役立ちます。
なぜなら、投資経験を活かした知見は、実際に投資をしてみないと、知り得ない情報があるからです。
たとえば、投資は、一つの見方に拘るといい結果が出ないことが多いです。
PERが100倍は割高だと捉えると、バブルのように、割高なものがより割高になりような相場では、儲けることができません。
一方で、PERが割高であることは、成長期待が高いと捉えると、バブルに乗ることができます。
つまり、投資においては一つの見方ではなく、二つの見方を考える必要があります。
PERだけではなく「株式分割」や「自己株式の取得」など株価に与える影響が大きいイベントがあります。
これらのイベントを、どういう解釈をするのか人それぞれだと思います。
しかし、10倍株を見つけるという視点では、中長期の成長に期待ができると捉えるそうです。
もちろん、著者の見解が正しいというわけではないです。
あくまでも10倍株をみつけるヒントとして捉えてみるのが良いと思います。
こんな人に読んでもらいたい
まず、業績が良いからと株を買ってみたものの「株価が上がらない」と言った経験をしている方に是非読んでもらいたいです。
なぜなら、業績が良いだけでは、株価が上がらないということを理解してもらいたいからです。
業績分析と同じあるいはそれ以上に、株価が上がる材料を探す方が大切です。株価が上がる材料のことを、投資用語で、カタルシスといいます。
次に、四季報を買ったけれど、あまり読み進められていないという方に読んでもらいたいです。
やはり、投資家として力をつけるのには、四季報を読んでおくべきです。
四季報は分厚くて読むのに苦労しますが、読破すると銘柄分析への理解が深まるはずです。
ですので、本書を四季報のガイドブックとして、ぜひ活用してもらいたいです。
引用部分
売上高なくして利益なし
株式分割をするということは
PERが高い低いではなく株価が上がるか
株価が上がるきっかけを探す
最後に
『企業が自社株の”買い推奨”をしているようなもの』という考え方は、あまり聞いたことがないので新鮮でした。
ただし、自社株買いは、自社の成長投資に資金を使わないと言う捉え方もできます。つまり、これ以上の大きな成長は見込めないと捉えられます。
自社株買いについても「2つの見方」を持つ必要がありますね。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
それでは、良い投資を。
サポーターになっていただけたら、とてもありがたいです。