ゲームを時間制限にするのはもう古い

 近頃ではeスポーツと呼ばれたりすることもあるゲーム。今日はeスポーツ部の顧問として、ゲームの時間制限についてお話したいと思います。
 ゲームに時間制限を設けているご家庭は非常に多いと思います。それに関しては全く問題ありません。むしろ自分を律することが難しい小学生、中学生には積極的に採用するべきだと思います。(高校生は自分で決めて、実行できるようになるための練習期間だと思っています。)そして、保護者の方の中にはルールを守らずにゲームをしていて怒った経験のある方も多くいるのではないでしょうか?これにはいくつか理由があります。もちろん楽しくて、ついつい…といった理由もありますが、それだけではありません。まずはゲームの性質について理解する必要があります。
 近頃のゲームはオンラインが主体です。スマホが普及したあたりからオンラインゲームが身近なものになっていたような感覚があります。もちろん昔からオンラインゲームは存在していました。しかし、かなり敷居が高かったように思います。PS3,4やWiiU、switch このあたりからだと思います。この時代ちょうど私は高校生でした。つまり私以降の世代(20代後半より上)の人たちは大げさな話をすると、オンラインゲームを知らないのです。まずはオンラインゲームとは何かを知るところからです。
 オンラインゲームの性質として「好きな時にセーブして終わることができないものが多い」というものあります。オンラインゲームは対人戦です。人対人の構図になります。一試合終わるまでは勝手に抜けることができません。RPG(ストーリー系)ならいつでも終わることができます。具体的にはポケモンやマリオのようなものです。(今はポケモンやマリオにもオンライン対戦があるので注意が必要です。)なので「ゲームは〇時まで」や「一日〇時間まで」というルールを守れなくなってしまうことが多くなってしまいます。私自身も小中学生の頃は、時間制限がありました。「ゲームは19時まで」といわれ、ルールを破った記憶はありません。そんな私が、大人になってから、「今日は11時までにするか」と決めて、時間オーバーをするときがあります。大人なのにです。それなのに子供たちが完璧に守れると思いますか?私は無理だと思います。ではどのように制限すれば良いか?というと

 「試合数に制限をかける」

といったものです。「一日〇試合」や「18時30分を過ぎたらラスト一戦(無効試合、降参、初動負けを含む)」といった具合です。前者よりも後者の方が管理はしやすいと思います。()内は言い訳をしてもう一試合やらせないための策です。
だらだらと脱線しながら話してきましたが、伝えたいことは「時間制限じゃなくて試合数で制限した方がオンラインゲームの性質に合っている」ということです。やってる側としても回数制限あるほうが一試合一試合が大切になってくるので集中できるし、上達速度も速くなるので、win‐winの関係になります。
 
いつも怒られている人はこの記事を保護者に見せて、交渉してみよう!

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