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評価教育に関するアカデミックシンポジウムへの参加(2024.12)


12/1-4にスリランカにて開催された世界初の評価学の教育について話し合う会議(Academic Symposium on M&E Education (M&E: Measurement and Evaluation)に参加し、日本の取り組みについて発表させて頂きました。

到着したのは夜遅く

日本から、外務省と日本評価学会のこれまでの活動と実績をご報告させて頂き、私個人的にも、アメリカの教育機関で評価学を学び研究する身としても私感を述べさせて頂きました。

連日8:30-17:00まで、アジア太平洋地域、アフリカ、ヨーロッパ、ラテンアメリカ,オセアニア各国からの政府関係者、国際機関、学術機関、研究所、VOPEsなどの評価の教育に携わる方々が、熱意あるディスカッションを繰り広げ、M&Eの教育制度やプログラムについてさまざまな可能性と具体的なアイデアを惜しみなく共有する三日間でした。

今月後半に開催される日本評価学会の全国大会の中で、ラウンドテーブルのセッションが予定されていますので、詳しくはその場で発表をさせていただきますが、一言でまとめると、

・アジア諸国は、独自の教育内容を開発しようとしている

・インド、スリランカには評価学を学ぶcertificateはもちろん、学部と修士のプログラムが複数存在し、ニーズが高い

・発展途上国は、ドナー国が提供する評価研修や教育内容から少しずつ離れており、独自のものを作ろうと試行錯誤している

・アジア諸国では、若手(young and emerging evaluator)の育成を本気で考えている(世界のどこよりも進んでいるかも)。

新たな視点が広がり、色々考えさせられます。

私自身にとっても、これから20年かけて、教育者として、研究者として、そして1人の人間として何を具現化していくか、深く考える機会になっています。

また、この機会に、地元の久留米絣の生地でワンピースを仕立てて頂き、日本スピリットで発表して参りました。みなさんこういう場所では、出身国や居住国の民族衣装を着てご出席の方が多いので、ずっと日本らしい衣装で発表したいなぁと思っていたことが、今回叶い嬉しいです!


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