ばばあの繰り言 36 竹に関する二、三のこと
ありがたいことに竹をいただく。
竹の成り行きは、今後のガーデニング記事でお伝えしていきます。
その竹を探して、探し求めていた時。
娘が帰省していたのでその娘に、あまりにも竹が手に入らないから、春になって筍が店先に売りに出たら、買って庭に埋めようかな、と愚痴る。
まあ、いい加減な話なのだけど、このばばあ何をやるかわからないところがあるから、娘、心配して、
ほんとやめてね。
竹が家の下にまで伸びて、床を突き破ったってこともあるらしいから。
と、牽制される始末。
(同じような内容をガーデニング73でも買いてます)
さて、竹をいただいた折に、先方に、あの、と、聞いてみた。
竹って、土を掘って筍植えたら生えてきますか?
お答え。
生えません。
多分そのまま腐っていきます。
筍だけじゃダメで、竹の地下茎を埋めることによって初めて竹を育てることがてきます。
そーなんだー。
知らなかった。
なんとなく筍植えたら竹生えそうな気がしてた。
娘、あなたが止めるまでもなく、無知で無教養で無謀な母が筍を埋めたとしても、ただ筍とそれを購入した費用を無駄にするだけで、竹林目指すのは土台無理な話だったみたいよ。
そういえば、高速止まって、延々と下道を走っていた時、雪でしのってしなだれた竹が道路の上にかかって、飲み屋の暖簾みたいなってたな。
通過する一台ごとに、
オヤジ、やってる?
みたいに竹の暖簾をゆっくり通過。渋滞ポイントになってた。
後日、同じ日の降雪で山梨の鉄道が止まったニュースで〈倒竹〉という言葉が使われていた。
わかる。
知ってる。
〈倒竹〉って言うんだ、アレ。
雪の重さでしのった竹が幽霊の手みたいにうにょーんて線路を塞いでたのね。
車一台ならなんとか通れても電車じゃ無理だわ。
と、身をもって体験した風景が浮かんで、さもあらん、と、身に染みて納得するのでした。
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