見出し画像

令和狂騒曲 ~5月改元に伴う騒動を笑い飛ばせる曲~

休日には音楽と野球のことしか考えていない私だが、平日はサラリーマンをしている。

この4月は、元号に振り回された1か月だった。

4月1日に政府が新元号「令和」を発表。
5月1日からの日付は、「令和元年」にしなきゃいけない。
書類も、電子ファイルも、システムも、切り替えていく。

しかし、4月2日に総務省は、4月中は5月以降の日付であっても「令和」を使わないように、各都道府県に通知を出した。そうなると、市町村も、それに従っていくことになる。つながる各企業も、それに従っていくことになる。

結構な大騒動になった。
4月中に大量に作って5月以降も使用、あるいは5月から使用するものは、どうすればいいのか、と。

そのうえ、総務省は、5月以降の年度を「令和元年度」とすることも発表。
4月中は「平成31年度」で5月以降は「令和元年度」になるなんて、おかしいじゃん、と思いながらも、どうにもならない。

昭和から平成になったのは1月。平成元年1月から平成元年度にしてしまうと、4月から始まる平成元年度と3か月重複してしまうから、平成元年度に切り替わらなかった。
だから、年度途中の改元なら令和元年度もないだろう、と考えていたら、令和元年度は重複の心配がないからか、切り替わるのだという。

大抵のシステムは、4月の元号を年度名称として1年間使用する仕組みになっていて、これもまた大騒動になった。

そして、マイクロソフトのExcelやWordは、政府の意向に従ったのか、なかなか令和に対応してこない。
ようやく対応版を配信し始めたのは、10連休前の4月26日だった。

結果、政府の意向に振り回され続けて、多忙を極めてしまった。
多くの官公庁や企業がそうだったのではないだろうか。

その反面、テレビやネットでは、4月1日の「令和」発表から、何のためらいもなく「令和」が連呼されていた。

私も、もう途中から、「平成」でも「令和」でも、どうでもいいじゃないか、とあきらめの境地に達してきた。

そう思わせてくれたのは、レペゼン地球が作った歌「令和」と、ウタエルが名曲を替え歌にした「新元号「れいわ」の歌」だった。

この2曲を聴いていると、「平成」か「令和」で悩んでいる自分が馬鹿らしくなってきたのだ。
「呼び方がただ変わるだけじゃないか」と。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?