Chageビルボードライブ『"64" to "65"』が全て別の年の曲だった!
2023年1月6日にビルボードライブ東京で行われたバースデイ・ライブ『Chage Billboard Live “64 to 65”』。
当時、私は、仕事が多忙で、配信も見ることができませんでした。
もう見られないかも、とあきらめていたのですが、何とChageさんのニューアルバム『青い空だけじゃない』に、このバースディ・ライブのBlu-ray/DVDがセットで付いてきました。
こうやってライブ映像がCDと一緒に発売される時代になって、嬉しい限りです。
このライブのレビューは既にせいこさんが詳細にされてますね。
もはや、このレビューですべてを語り尽くしてると言っても過言ではありません。
私も、このレビューを読みながらライブ映像作品を鑑賞させてもらいました。
このライブは、バンド形式ではありますが、「ビルボードライブ」とあって通常のバンドライブとはやはり雰囲気が違うんですよね。
観客も、テーブルのある席に座って、料理を食べながら、上品な感じでライブを堪能されています。
ビルボードライブの公式サイトによると、ビルボードライブとは『音楽に抱かれて夜を過ごす。美味しい料理とお酒を心ゆくまで愉しむ』だそうだ。
お酒も心ゆくまで飲めるのですか・・・。
Chageさんのバースディ・ライブは、ライブタイトルのとおり64歳から65歳になる瞬間の1/6でしたが、それ以外にも大阪、横浜で公演があって、東京での公演と合わせて全6公演のライブツアーでした。
1/6のセットリストはこちら。
1.Newsにならない恋
2.箱の中身はなんだろう
3.LOVE
4.さよならは踊る
5.螢
6.Mimosa
7.僕と君のように
8.天使がくれたハンマー
9.POP
10.Viva! Happy Birthday!
(アンコール)
11.接吻(ORIGINAL LOVE カバー)
12.もうひとつのLOVE SONG
Chageさんも、これまでの音楽生活のありったけを見せてくれますね。
「Newsにならない恋」は、早見優さんに提供した1986年のヒット曲。
「箱の中身はなんだろう」は、1996年のMULTIMAX曲。
「LOVE」は、1991年のMULTIMAXのヒット曲。
「さよならは踊る」は、1989年のチャゲアス曲、「螢」は1993年のチャゲアス曲。
「Mimosa」は、2019年のChageソロ曲。
「僕と君のように」は、1992年のMULTIMAX曲。
「天使がくれたハンマー」は、2015年のChageソロ曲。
「POP」は、2022年のChageソロ曲。
「Viva! Happy Birthday!」は、2018年のChageソロ曲。
「接吻」は、1995年のOriginal Love曲。
「もうひとつのLOVE SONG」は、2016年のChageソロ曲。
曲が発売された頃を振り返ってみて気づいたのですが、12曲で同じ年に発表された曲がありません。
長いキャリアを積み重ねたアーティストでしか構成できないセットリストですよ、これは。
こんなセットリストを上品な雰囲気で堪能できるのですから、最高です。
楽曲も、夜のホテルやレストランを思い浮かべる雰囲気の曲が多めでしたね。
アレンジも、通常のバンドライブよりも落ち着いた紳士的な音になっていましたが、時折、力石理江さんのトリッキーさや西川進さんの感情直結の情熱演奏が出てきたりして、それぞれの個性も目立っていました。
ビルボード向けアレンジのおかげで、Chageさんの歌声がいつもよりクリアで艶やかに聴こえてきて、楽曲が描く景色が鮮やかに浮かんできました。
想像していた以上に引き込まれるライブだったので、これからも時折、ビルボードライブをやってほしいですね。