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世界への前奏曲のような、小さな音楽たち。

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クラシックを中心に、ちいさくて素敵な曲を少しずつ紹介します。
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2019年8月の記事一覧

世界への前奏曲のような、小さな音楽たち。Part.4 夏の夜に聞く、北欧のほしぞら

北欧の音楽が好き。 夜はきっと、空気がぴんと澄みわたって、とおくかなたの星が冷たくひかる。 そんな想像をするだけで、涼しくなる。 今日も暑かったよね。 だから今夜は、夏の夜にぴったりの、北欧の曲を紹介したいと思います。 エストニアの作曲家、ウルマス・シサスクさんのピアノ曲集 STRRY SKY CYCLE から。(エストニアは、ここだよ) STRRY SKY CYCLE は、星空をまわる旅、みたいな意味。 その旅がひとつの組曲になっていて、これから聴くのは「プレア

世界への前奏曲のような、小さな音楽たち。Part.3 おやすみ、のまえに。

 寝るまえのひととき、何かいい音楽ないかなとぼんやり考えていたら、ひとつ、ぽっと思い出した曲がありました。  今夜はその曲を紹介したいと思います。  ロシアの作曲家スクリャービンさんが書いた、前奏曲。 曲のあとに、おやすみなさい、って聞こえてくるような気がする。 だから今日はここまで。 おやすみなさい。 今回ご紹介した曲について 作曲家:アレクサンドル・スクリャービン    (Alexander Scriabin 1872-1915) 曲名:5 Preludes O

世界への前奏曲のような、小さな音楽たち。Part.2 星たちの子守唄

前奏曲は、物語でいうとプロローグ。 プロローグのあとに、物語が始まる。 はるかに広がる世界を、どきどきしながら覗いてみる。 そんな気持ちにさせてくれる、プロローグのような音楽を紹介していくシリーズ、2回目です。  わたしはピアノをよく弾くけれど、そんなに難しい曲は弾けない。  シンプルで綺麗な曲を探すのがずっと好きだった。  日本で出版されているものは有名な曲ばかりで、すぐ飽き足らなくなった。地方にいたから、海外の楽譜はほとんど無かった。  なにかの用事で大阪にい