世界への前奏曲のような、小さな音楽たち。Part.4 夏の夜に聞く、北欧のほしぞら
北欧の音楽が好き。
夜はきっと、空気がぴんと澄みわたって、とおくかなたの星が冷たくひかる。
そんな想像をするだけで、涼しくなる。
今日も暑かったよね。
だから今夜は、夏の夜にぴったりの、北欧の曲を紹介したいと思います。
エストニアの作曲家、ウルマス・シサスクさんのピアノ曲集 STRRY SKY CYCLE から。(エストニアは、ここだよ)
STRRY SKY CYCLE は、星空をまわる旅、みたいな意味。
その旅がひとつの組曲になっていて、これから聴くのは「プレアデス星団」をテーマにした一曲です。
Spotifyが聞けないよう!というかたはこちらを。
北欧の冷たい星空が見えてくる孤独な音色。
だけどわたしは、その向こうに何か穏やかなものがあるような気がします。
この穏やかさはたぶん、星の光のほうではなくて、星をみているひとのこころのほうにあるんだと思う。
北欧の音楽は涼しげで、ときどき、ちょっと暗い。
でも、そこにかすかだけどはっきりとした温もりがあるのは、自然や、そこでの生活を愛する作曲家のまなざしがあるからかもしれない。
わたしはきっと、そのまなざしが好きなんだ。
なんて、ふわふわもの思いにふけっていたらこんな時間だ。
涼しくなった。
おやすみなさい。
今回ご紹介した曲について
作曲家:ウルマス・シサスク (Urmas Sisask 1960-)
曲名:Starry Sky Cycle Op.52 pleiades:ⅡMaja
演奏:Lauri Väinmaa アルバム:Starry Sky Cycle (Spotify)
Yuko Yoshioka アルバム:Starry Sky Cycle Northern Sky (YouTube)
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