開発中のクレンジングオイルについて
ひっそりと、こっそりと開発をすすめているクレンジングオイルについて少しだけ話そうと思います。あと2か月後に出せそうかな~と言いながら半年以上ひっぱってきました。
まずクレンジングオイルについて、BOKUMO.の開発コンセプトである「皮膚に対してなるべく低刺激で、無駄な成分は使わずシンプルにきちんと仕事をするモノ」を忠実に再現するべく約一年前から着手していたものです。
開発にはいろいろな研究論文からエビデンスを基に、原料を選んでいきます。ただ原料の組み合わせにより予期せぬ反応を見せたりすることもあります。
オイルの刺激性については分子量、成分比、界面活性剤と油剤の配合比、その他成分での評価となります。
人間用のクレンジングだと「オイル」「乳液」「リキッド」「ジェル」などのタイプがあり、基本的にはW/O型と呼ばれる(油に水を溶け込ませた)ものとO/W型と呼ばれる(水に油を溶け込ませた)ものがあります。
色々な組み合わせがある中、イヌに使用する場合はO/W型だと転相の時間が読めない事で時間がかかってしまう事や再乳化の再に成分が残留してしまうというデメリットが先行してしまうため、オイルタイプのW/O型が理想だと結論づけました。爪の間のぬちゃぬちゃの黒いやつとかね。落ちないよね。ヒトだとO/W型のミルクタイプはわりとオススメだったりします(もちろん成分によりますが)
更に、オイルタイプの中でも基剤に「ミネラルオイル(炭化水素)」を使うか「合成エステルオイル」を使うか「油脂」を使うかでも試案が必要でした。様々な視点から試案した結果「油脂」を採用することに。ちなみにオイルタイプのクレンジングでお肌が乾燥するという女性は基剤に「ミネラルオイル」を使用したものが多いようです。では油脂系のオイルであれば全ていい。という事でもありません。成分の配合比でその性質も変わってしまいます。
例えば料理に使う「塩」これは少し入れるから料理の味を引き出したり少量のミネラルを補給できるので身体に良いのですが、多量に配合してしまうと味もだいなしになりますし塩分過多で身体にも悪影響を及ぼしますよね。
界面活性剤と油脂の配合比のバランスが重要で、油脂が多すぎると残留してしまう、界面活性剤が多すぎても皮膚を乾燥させてしまう。という事もあり何度もテストを繰り返し配合比を決定。
試行錯誤した結果、エクストラバージンオリーブオイルとキュアリングした太白ごま油(セサミオイル)を少量ブレンドしたヒト用の高級ラインにも引けを取らないものが完成しました。もちろんイヌ用ですが「化粧品」として製造。当たり前の全成分表記。ヒトもイヌも使える。優しいけれどきちんと仕事はする。そんなクレンジングオイルになっていると思います。
気になる方は
「セサミオイル キュアリング」
などで検索して頂けると面白いかと思います。
ちょっと吹けば飛ぶような、資金力もマンパワーもない会社ですが、こつこつ、少しずつ、イヌにイイモノ。作っていきたいと思います。配送が遅れるのはまだ少し、目をつぶってください。ここはまだ、甘えさせてください。
あとはパッケージと容器だけの状態です。楽しみにしていてください。年内は少し厳しいと思うので来年1月末~2月中旬発売予定です。