【2021松本山雅】vs水戸(3/28)A プレビュー 『初勝利へ』
・水戸戦プレビュー
未だ勝ち無しの山雅。
対するは前節町田相手に完勝を収めた水戸。
安東・外山が古巣戦となるが、昨季とフォーメーションこそ違うものの、コンセプトは大きな差がないことから、相手のやりたいことを逆手に取るサッカーができるか。
・水戸ホーリーホック予想スタメン
フォーメーションは4-1-2-3
ワントップの中山は脅威。
SBにFW登録の村田を起用する場合もあり、メンバーによっては超攻撃的な布陣になる。
『注目選手』
#14 松崎快
大卒二年目の左利きドリブラー。
昨シーズンほぼデータがない状態でデビュー。初プレーで相手ベンチから「左利きたぞ!」との声が飛ぶほど。
キレの良いドリブルとシュートセンスは1級品。
・水戸の守備
一言で言い表すとハイラインハイプレスのイケイケ守備。
基本的には4-1-4-1のようになりながら、サイド圧縮になるとボールサイドのIHが出てくる。
また、恐らくだがWBに対してSBが飛び込んでくる構造になるため、トップが奥行きを作ればより大きいスペースがチャンネルに空く可能性はある。
実際、磐田戦ではSB村田が飛び込んでったスペースを散々使われている。
村田でない場合はそこまで大きく空くことは無いだろうが、前へチャレンジする水戸のサッカーにおいてウィークポイントであることには変わりない。
・水戸の攻撃
4-1-2-3の配置からのポゼッションはあるものの、基本的にはIHやウィンガーに早くボールを届け、ドリブルやパス交換で突破を図る形。
守備の特徴からもわかるように、ボールを引っ掛けてた瞬間に前線の5人が走り出し、縦に速いカウンターを仕掛けてくる。
ロングボールにも注意が必要で、中山のところで起点を作り、こちらも縦に速くアタックしてくる。
シンプルに攻めてくるからこそ、一瞬の隙が命取りになる。
・両チームデータ
水戸ホーリーホック
特筆すべきは、攻撃回数(リーグ6位、132.8回)とチャンス構築率(リーグ18位、7.9%)。
カウンターメインということもあり攻撃回数は多くなっているが、チャンスとして結実する率は高くない。もはや宿命とも言えるデータか。
そこで、シュート成功率を見てみると、16.7%(3位)と、高い値を誇っている。
シュート数も特段多いわけでは無いため、数値から見ればたくさんの攻撃を打ち、作り出したチャンスの中で高確率で仕留めているということになる。
松本山雅FC
対する山雅は、ボール支配率・攻撃回数・パス数・チャンス構築率・シュート数は平均より少し下、シュート成功率は2.3%でゴール数と並んで最下位と散々なデータ。
シュート決定に関するデータ以外のほとんどが、12位か13位になっていることがいいか悪いかはさておき、やはり決定力の問題は解決しなければならないか。
・松本山雅FC予想スタメン
フォーメーションは一応3-1-4-2のままで予想しているが、メンバー的には途中から3-4-2-1や4-4-2に変えることが出来る構成に。
コンセプトは「徹底的に殴り合う」
向こうの十八番であるポジティブトランジションで勝ることができるメンバーを揃え、徹底的にトレース。
噛み合わせが違うので、捕まえに来たギャップに走り込んで崩しにかかることが出来るだろう。
逆に相手も考えていることは同じなため、モビリティを高めることでギャップを埋めることやポジショニング修正で優位に立ちたい。
・気になる天候
執筆時点では雨予報。
2mmと少ない量ではあるが、風(4m/s)もある予報となっているため、山雅が苦手なバッドコンディションでのゲームとなりそう。
恐らく風向きはDAZNで言うと画面右から左に流れるような向きになる予想で、強風では無いながらも風をどのように考慮するかが1つのポイントになるだろう。
今節こそ勝利を。
One Sou1
・データ引用元