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おすすめマンガ!『民俗学者 赤坂弥一郎の事件簿』〜本格ミステリー〜

今回はkayserがお届けします。
ここのところ、「民俗学」にまつわる作品を紹介していますが、今回もその中のひとつをピックアップしました!その名も『民俗学者 赤坂弥一郎の事件簿』民俗学としての面白さもありますが、本格ミステリーです。

『民俗学者 赤坂弥一郎の事件簿』とは

ディアスポリス 異邦警察』や『クロコーチ』原作者として知られるリチャード・ウーと『金魚屋古書店』の原作者、漫画家の芳崎せいむという夢のタッグで送るマンガ『民俗学者 赤坂弥一郎の事件簿』。「月刊アフタヌーン」にて絶賛連載中です。

昨年12月22日には、第1巻が発売となったばかり。まだまだスタートして間もない作品ではありますが、すでに今後の展開が気になって仕方ありません。

あらすじ

元商社マンだった主人公、赤坂弥一郎。サラリーマンが肌に合わず、脱サラして大学で民俗学の講師となります。こけしマニアの彼は、叔父が遺してくれた下町の一軒家で、こけしに囲まれて暮らすことに。

家の近所には、同じこけし好きのマスターがいる喫茶店や下町ならではの昔から商売を続ける人たちが住んでいました。それとは正反対に、若いアーティストたちも多く移り住んでおり、弥一郎をきっかけに交流を持つことに。

その頃、同じ町に住む議員の平松幸太郎が何者かに惨殺されてしまいます。容疑者はなんと赤坂弥一郎。泥酔した弥一郎は記憶を失くし、事件に自分が関わったか覚えていませんでした。

そんな弥一郎は、民俗学者として、事件に立ち向かうことに。果たして、真実に辿り着くことはできるのでしょうか!?

魅力

下町の人の良さに感激していた弥一郎が、なんと殺人事件の容疑者になるという驚きの展開に。しかしながら、当の本人は、なんだか飄々としていて……。
そんな弥一郎のキャラクターが、本作の魅力のひとつです。

読者としては、「誰かに嵌められたんだろう」と思ってしまいますが、まだまだ真相はわかりません。それもそのはず、物語は始まったばかり。コミックスも第1巻が発売されたところで、これからといったところです。

マンガのファーストシーンも弥一郎が何かの事件に巻き込まれたことがわかるような展開に。なかなか面白い出だしでした。そういう「つかみ」も秀逸なのが本作。一気に読みほした人も多いのではないでしょうか。

物語の面白さだけでなく、芳崎せいむの優しい絵柄も主人公にピッタリ。笑顔がいいですよね。

民俗学者らしく事件を解明していくという弥一郎。それはどんなものなのか。ちょっと変わったミステリーマンガ『民俗学者 赤坂弥一郎の事件簿』。今後も目が離せません!

kayser


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