ふたりで!リモートでも遊べるゲーム
以前はよく複数人で集まってボードゲームで遊んでいたんですが、コロナのあれやこれやでオンライン中心になってしまったので、この半年ほどの間、友達とふたりで遊んだゲームを書いていきます。アクションゲームではない、パズル・謎解き系中心です。
<PCと通話があれば無料で遊べるゲーム>
①桃太郎ランドからの謎の招待状
岡山県が桃太郎電鉄とコラボして作った2人用の謎解きゲーム。プレイヤーがそれぞれウェブサイトの別ページを見ていき、情報共有しながら謎解きを進めていくタイプです。スマホでもできます。
初級~中級~上級があり、上級編ともなると結構難しくて、無料とは思えないやりごたえがあります!岡山県の気合がすごい。
ちなみに桃太郎電鉄を知らなくても謎解きに支障はないです。
②謎解きゲーム「+codeRe:」
ウェブブラウザで遊ぶ謎解きゲーム。スマホではできない部分があるため、PC必須。廃校を舞台にしたホラー演出も怖いですが、謎も泣きたくなるほど難しいです。
ひとりでもできますが、ふたりでやると怖さもまぎれるし、着目点が違うから苦手なタイプの謎解きも助け合えるし、ひとりだったら絶対あきらめてるよってレベルの謎も投げ出さずに頑張れるのでおすすめです!
③謎解きゲーム「+codeRe:born」
上記と同じシリーズの、ウェブブラウザで遊ぶ謎解きゲーム。こちらもPC必須。さらに難しくなってます。ウェブブラウザってこんなことまでできるの!?っていう驚きのギミックもありました。なんとか最後までできましたけど、トータル10時間くらいはあーでもないこーでもないと話し合ったんじゃないかな…。
これももちろんひとりでできるんですけど、廃病院が舞台でホラー演出満載なので、ふたりでやると耐えられます。
難しさといい、ギミックといい、本当に無料とは思えないクオリティです。もし続編出たらまたやりたいです。
<スマホ・Swtich・PC+通話があれば遊べるゲーム>
④チックタック ~二人のための物語~
私は上記リンクのSteamで購入しましたが、本作はSwitchやスマホアプリでも購入できます。ひとりはSwitch、もうひとりはiPhoneなど、互いのプラットフォームが違っても大丈夫なのが有難い。
プレイヤーが互いの画面の情報を共有しながら進めていくタイプの2人用謎解きゲームです。ボリュームは軽めで、休日の午後とかに遊ぶのにぴったりな感じ。謎解きはそこまで難しくはないですが、何か所か、気づくまで時間がかかる箇所がありました。
CM動画のプレイヤーはリラックスして遊んでるし、ゲームのビジュアルもあたたかみがあるので(デンマークとスウェーデンの制作会社のようです)、ほっこり系かな?と思ったら意外と・・・?
⑤Keep Talking and Nobody Explodes 完全爆発解除マニュアル
「こちら処理担当、爆弾を発見しました、分析担当者は指示をお願いします…ワイヤーは4本ついています…」などと映画のワンシーンさながら、1人は画面を見ながら爆弾を解体し、もう1人は爆弾処理マニュアルのPDFを見ながら指示を出していくゲームです。失敗したら処理担当者は爆死するので、友情が懸かってますね。
最初は下手でも、失敗していくうちにうまくなっていき、爆弾解除までの時間が短くなっていくのが実感できて、楽しいです。言語化能力はもちろん、記憶力とかベン図とかいろいろな要素が入ってるので、得意不得意もけっこうありますが。(私はモールス信号解読がさっぱりできず、悔しくて後日ひとりで自主練してました)
このゲームも、Steam・スマホ、Switchといろいろなプラットフォームで購入できます。しかもまず1人がゲームを買えば、もう1人は無料配布されてるPDFを見ながら指示担当として参加できるので「ねえ…ちょっと爆弾処理しない…?そっちは買う必要ないからさぁ…」と友達を誘いやすいのは良い点だと思います。
ただ分析担当も、PDFを見てるうちに自分でも爆弾処理したくなるので、結局は2人とも買うことになるんですけど…。
このゲームは「2人以上用」ということで、処理担当者は複数人でもいいことになってるんですが、処理担当が複数だと指示がぶれるというか、船頭多くして船山に上るというか、さらに混乱します。それはそれでパーティーゲームっぽさが出ますが。
<Steam+通話で遊ぶゲーム>
⑥We Were Here
無料・日本語非対応
南極にある謎の洋館に迷い込んだ2人。何者かによって別々の部屋に閉じ込められ、意思が伝達できるのはトランシーバーだけ。
2人でそれぞれの部屋を捜索し、情報を共有して、謎を解いて脱出を目指すゲームです。言語化能力とコミュニケーション力が求められます。
出てくる記号がオリジナルの形で、とても相手に伝えづらいので最初は「浜崎あゆみのマークみたいな…?」「猫型のチューリップ」「足が三本ある棒人間が…ばんざいしてる」などと言語化に苦労しますが、そのうち慣れてくると「はいはい、浜崎あゆみね」などとお互いすぐわかるようになって、謎の共通言語が生まれるのが楽しい!
ゲーム内のトランシーバーは、ほんとに古き良きトランシーバーという感じで、ノイズも入るし、ボタンを押さないと話せないし、交代でしか発言できないので、途中からディスコードの通話に切り替えちゃいました。でもゲーム内のトランシーバーを使った方が雰囲気出ると思います。
本作は無料なので試しに遊ぶには最適なのですが、言語は英語のみで、日本語対応していません。英語といってもほとんど難しいところはないものの、一部リスニングが必要な箇所があるのでふたりともわからなかったら途中で詰むかも…。
あと私は三半規管最弱人間で3D酔いが激しいのですが、本作は画面は3Dでもそこまで移動しない役割だったためか、ギリギリ大丈夫でした。続編以降は無理です。酔い止め飲みました。
このゲームはオランダ・ロッテルダムの大学生チームがたった14週間で作り上げたそうですが、本当にアイデアがすごい。
情報共有!協力!雪山遭難!パズル!謎解き!という個人的に大好きな要素がぎっしり詰まったゲームなので、あと200個くらい同じタイプのゲームをやりたい気持ちです。
⑦We Were Here Too
有料・日本語対応…?
上記We Were Hereの続編。また謎の洋館に迷い込みます。本作は有料ですが、一応日本語対応しています。ただ、翻訳がときどき怪しいですし(制作者名の「CREDIT」が「課金」って訳されてる)、館に置いてある本の中身などストーリーにかかわる部分はすべて英語のままなので、完全対応ではないですね。
前作からボリュームが増えて、結構難しいアクションが必要な部分もありました。(できなくて友達に迷惑をかけました…) しかし相変わらずコミュニケーションが必要とされる謎解き、謎の館で友達と離れ離れになるシチュエーションのワクワク感はほんとに最高なので、とってもおすすめです。クリア後に、役割を交代してまた最初から遊びましたが、そうすると「なるほど、さっきはこれが伝えたかったのか…」「確かにこれは難しい!」などと相手の苦労が理解できるので面白かったです。
⑧We Were Here Together
有料・日本語対応
We Were Here Tooのさらなる続編ですが、明らかにパワーアップしてます。日本語対応も前作よりしっかりしてますし、ストーリー部分も充実。今までずっとパートナーとは離れ離れだったのに、「Together」のタイトル通り一緒に行動できる部分もあって、なんだか感動します。あとはアクションなどが苦手な場合は、パートナーと立場を交代できたのも助かりました…。
今のところ発表されているWe Were Hereシリーズはここまでですが、本当に面白いゲームシステムなので、また続編楽しみにしてます!
↑ 突如現れるわけわからんパズルを解かねばパートナーが溺死するシチュエーションが楽しめます。最高!
本作は特にメインテーマの曲が美しくて、Spotifyにもあったので繰り返し聴いてました。
⑨Portal 2
Steamの超有名ゲーム。私は3D酔いがひどいため、ぱっと見で敬遠してました。安かったので(たまに前作Portalと合わせて90円とか、気が狂った料金で販売されている)試しに買ってみたのですが……これ、ほんとに面白いですね!!3000円でも安いくらいのボリュームだが????
2つのワープホールを作れる「ポータルガン」を駆使して、様々なギミックのあるステージをクリアしていく、アクションパズルゲームです。何度も試行錯誤しては急にひらめいたり、たまに息の合ったアクションも求められたり、それで無事にステージクリアできた時の達成感が最高です。いや~これは超名作といわれるだけあります。
3D酔いはプレイ前から予想したとおり、ひどかったです。初回はものの見事に15分でダウンし、その後は酔い止めを飲みつつプレイしました。酔い止めが効かなくて、急に気分が悪くなって冷や汗が出て目の前が暗くなるというヤバめの症状も一度体験しましたが、それでも遊ぶ価値あります。(あまりに私が死にそうだったので友達は中断しようと言ってくれましたが、あまりにゲームが面白いので私が「あとこのステージだけやりたい…!」と駄々をこねたりした。子供か?)
ちなみに3D酔い対策、個人差があるかとは思いますが、最弱の三半規管を持つ私は最終的に下記を全部やってどうにかクリアしました。ご参考まで。
・遊ぶ30分前に酔い止めを飲んでおく(酔い止めはアマゾンで買った最安価のものは効かなかったので、後日トラベルミンを試したら効いた)
・ローディングのあいだは必ず画面外、リアルの風景を見て気を紛らわす
・たまに長めの休憩をはさむ
・あまりに視界が激しく動きそうなとこは友達にやってもらう
・全画面表示にはしないけど、あまり小さくもしすぎない(小さすぎると凝視してしまう)
・冷たいコーラを飲む
・たまに耳や首のあたりを保冷材で冷やす
⑩Puzzle Together
ごく普通の「ジグソーパズル」が、オンラインで友達と一緒にできるゲームです。画像とピース数を指定するとパズルが生成され、あたかも集まってテーブルの上でやっているかのように遊べます。他のゲームと違ってジグソーパズルは現実にあるものなので、厚紙っぽい見た目やパチッとはまった時の感触がけっこう大事かと思うのですが、そこは意外としっかり再現されてます。UIはオシャレ感はないものの使いやすく、自動で「端のピースをまとめる」「色ごとにまとめる」なんていう便利機能もついてます。
そもそも友達と一緒にジグソーパズルをしたことなんて幼稚園以来記憶にないのですが、やってみるとこれが意外とすっごく楽しめます。手分けしたり、相談したり…立派な協力ゲームですよ、これ。ただ、「今度の週末、一緒にジグソーパズルしようよ~!」っていう一見めちゃくちゃつまんなそうな誘いをかけるのに結構勇気が必要ですが。
本気でパズルをやるというより、雑談したりお酒飲んだりしながらダラダラやるのも楽しそうです。(本気でやりたい人向けに、最大2000ピースまで設定可能です)
⑪Unrailed!
別に2人じゃなくてもできるゲームで(4人まで同時プレイ可)、友達以外ともオンラインマッチングした相手と200時間くらいやってるんですが、とにかく私が好きなのでここにも書いておきます。
ゲームをスタートすると汽車が動き出すのですが、あろうことか、その数メートル先はまだ線路が敷かれていません。見切り発車もいいところです。プレイヤーは汽車が無事に次の駅に到着するように、周囲の木を伐って岩を採掘して線路を製造し、線路を敷き、道を切り開き、燃える貨物に水をかけ、などもろもろの作業を分担して(かつ汽車が脱線しないように急いで!)やらなければいけません。
このゲームにおいて必要なスキル「何の作業が必要かを、全体を見て即座に判断する」「即座に作業を分担する」「問題がないか常に全体を確認し、必要ならばサポートに行き、指示も出す」というのは、仕事か???って感じもしますが、ビジュアルの可愛さと、無心になって作業に取り組めることから、一度ハマったら抜けられない中毒性があります。
友達と通話しながらダラダラやるのも楽しいですし、オンラインマッチングした知らない人とアイコンだけで意思疎通するのも面白いです。
有名な協力ゲーム「Overcooked」にプレイ感は少し似ていますが、もっとじっくり取り組めるゲームです。こんなに面白いのにプレイ人口が少ないのでは?魅力が伝わりにくいのでは?という思いがあり、周囲の友達に必死にプレゼンしてもう3人に買わせてるんですが、まだまだ人気が足りない気がするので気になる方はぜひ遊んでみてください。Steamの他にPS・Switch版もあり、Switchには体験版もあります!
⑫今後のリリースが楽しみなゲーム
最後に。オンラインで協力するコミュニケーションパズルゲームはじわじわと流行ってきているのか、ポイント&クリックゲームの名作「Rusty Lake」シリーズからも、新作「The Past Within」は2人用のオンライン協力ゲームになるとアナウンスされました。「Rusty Lake」はスタイリッシュなビジュアルや不気味な世界観が最高で、ただでさえ大好きなシリーズなので、その上にまさか協力型なんて楽しいものを出してくれるなんて…生きてるといいことがあるな~!としみじみ思いました。早くリリースしてくれ~!!!