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発達の中のIT実験可能性

こんにちは。

1日空けても、再開するかどうか試してみましたが大丈夫でした。
驚くほど飽き性で継続力の無い僕ですが、自分の特性を理解しているので落ち込んだり悩んだりもあまりしません。

止めたのなら、また始めればいい。

基本的な僕の行動方針です。


ヨーロッパの発達理論、developmental science

前回のアメリカ主導型と共にヨーロッパ主導型にも色々な学派があるそうです。

まず、ヨーロッパでの発達において最も大切なことは、ヨーロッパでは
developmental theories(発達理論)とは呼ばずにdevelopmental science(発達科学?)と呼ばれるそうです。

人間の内面世界を、科学的に研究していくというのがヨーロッパの特徴になります。

哲学の論理実証主義

著名な人の例としてはポール・ヴァン・ギアート(フローニンゲン学派)やルネ・トム(アムステルダム学派)などがいるそうです。

ルネ・トムは数学者である事からもわかる通り、数式・科学をベースとした研究がなされているそうです。

ヨーロッパの中の哲学派閥の1つに論理実証主義というのがあります。
これは、哲学も科学・数学を用いて合理的・論理的に検証・発展させていくという考え方です。
ヨーロッパの発達研究の土壌には、この流れが強く組み込まれているのではという推測もできます。

ITによる発達へのアプローチ

数学・科学的なアプローチの特徴としては
・テクニカルな数字による測定
・コンピュータ上での実験を使ってのシュミレーション

などが上げられます。

近年は一般的になってきたビッグデータ解析による研究も、こういったアプローチではより促進されます。

更に、個人的に素晴らしいと感じるのはコンピュータ上での実験です。
人間の発達というのは、その人の社会的背景、文化、周囲の環境やサポート方法などによって大きな影響を受けます。
そして、発達の支援を行うとしても、現在の価値観や精神や脳の状態などによってアプローチも結果も千差万別です。

ですので
・どんな人に、どんなアプローチをすれば、どんな影響が出るのか。
・どんな環境で育ち、どんな関わりを貰えば、どういった発達をするのか。

こういった実験を行うことは大きな意味がありますが、同時に人の発達や精神や環境を人為的に操作することは、倫理的に非常に問題があります。

しかし、コンピュータ上に疑似的な人や環境を創り出し、その中で条件を変数的に操作しながら検証することで、実験が可能になります。
デジタルツインの様なイメージを持てば分かりやすいでしょうか。)


ITの可能性

僕がいる会社、株式会社ミスキィは中期ビジョンとして

人とテクノロジーが影響し合いより良い社会(暮らし)に変革するお手伝い

というのを掲げています。
シンギュラリティに向けて、人とITの可能性を最大にし、ロボット・AIを含めたみんなが幸せになれる世界を目指します。

前回にあった、ピアジェの中の神学的要素を強く引き継いだキーガンとは違った流れの様に感じられますが、山にトンネルを掘る時は両サイドから掘った方が早く貫通するように、双方のアプローチによって道が開けます。

これも1つの統合に向かう為の細分であると考えます。

※弊社は、僕が主担当とする強み事業部とは別にアプリ制作やIT支援を行う事業部も存在します。

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西村太嘉
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