暇な時の哲学。忙しい時の哲学。

こんにちは。強み診断士のツヨミンです。
みなさん、強み活かしてますか?

突然ですが、school(スクール)の語源って知ってますか?


skhole,schole(スコレー)

schoolの語源はギリシャ語の「skhole,schole:スコレー」だといわれています。

そしてskholeの意味は「暇・余暇・休息」です。

ただし、いわゆる「暇を持て余している」というイメージではなく「精神活動や自己充実にあてることのできる積極的な意味をもった時間」「学問や芸術に専念し、幸福を実現するための自由で満ち足りた時間」といった意味を持っているそうです。

古代ギリシャでは、奴隷をたくさん抱えていた人は労働に従事することがなく自由な時間、つまり暇があった。
その時間で学び、教養を身に着けることが出来た。

そこから学ぶという意味合いが転じて現在のschoolになっていくわけですね。

暇な人は、哲学者になる

こう書くと、色んな人に怒られそうですが(笑)
しかし、歴史的にもその傾向はあったといえるでしょう。

西洋のギリシャも、東洋のインドも、裕福な「労働がない人達」が哲学の道をスタートさせています。

考えてみればそうですよね。

今日のご飯や住む場所を確保する為に必死に労働に励む人達は、のんびり「私とは?人生とは?幸福とは?宇宙とは?」とは中々ならないです。

仮にこういった質問を投げかけてみたとしても『うるせぇな!こっちは腹減ってんだよ!』と怒鳴られるでしょう。
(もちろん、極稀にそうではない例もあるでしょうが)

ですから、やっぱり古代や中世などは、基本的に哲学は暇な人達のものだったといえるでしょう。


哲学なんかしますか??

哲学って言われると、なんか難しい・ややこしい・頭が痛くなるカンジがするかもしれません。

でも、皆さんでも考えることはないですか?
今まで特に気にしていなかったコトやモノや仕組みや制度について。
「・・・アレ?」って。
仕事でも、家庭でも、趣味の時間や散歩中でも。

・これって、なんでこうなっているんだろう?
・これって、何かおかしくないか?
・本当にこれはこのままでいいのだろうか?

「これ」には、仕事・人間関係・社会・政治・食べ物・スポーツetc・・・。なにを入れてもいいです。

何かについて立ち止まって、深く考えたり、新しい視点を発見すること。
それらは全て哲学の領域であるといってもいいと思います。

忙しい人達の哲学

さて、現代人は誰もが忙しくして(いるように見え)ます。
だから、哲学なんてしている時間はないんだ!と。

でも、ちょっと待ってください。
どう考えても古代ギリシャや古代インドの人達より暇ですよね?

だって、そんなに頑張らなくてもある程度働ければ、生きていくのに困らないです。
もっともっと富を!地位を!愉悦を!快楽を!となれば別の様に思うかもしれませんが、冷静に考えるとそれ自体が「暇」だからやることですよね。
生きるのには困ってないから。

だから現代の人は古代ギリシャの人に比べて圧倒的に「哲学に触れる機会」が多いのではないでしょうか。

そして、僕個人の考えとしては現代は「哲学」が大きな役割を果たす時代だと考えています。

何故なら、今までの価値観・制度・慣習などが通用しなくなった時代
でも、新しい「正解」の価値観・制度・慣習が存在しない時代
みんな不安で、みんな心細くて、みんなドキドキして。

じゃあ、僕達で考えて、創っていかないといけない時代。

AIやロボットに代表されるテクノロジーによって、より一層人類は暇になっていく可能性が高そうです。

だからこそ、人間のこと、社会のこと、そして何よりまず自分のことについて、哲学していくことが大切なのではないかと、思うんです。


自分に向き合う会

ということで、こんな会もあります。
興味ある方は、是非。


※下記の新講座や強み診断士育成コース等も行っています。
是非、ご参加ください。


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西村太嘉
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