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「頑張らない」とか「脱力」って難しい

よく、色んな偉人とか本とかで
「頑張らない」とか
「脱力する」とか
「力抜いてやる」みたいなの
ありますよね。

ゴルフやスポーツ、楽器の演奏とかでも同じだよって例に出して説明してくれるのですが、これが中々上手くいかない。

スポーツや楽器は、練習を重ねると徐々に脱力できるようになる。
それは、慣れてくるから。
慣れていない動作を、力いっぱい握りしめ、練習する。
それが、徐々に意識しなくてもその動作が出来るようになってくる。

しかし、本当の「脱力」ってどういうものでしょうか。

心の脱力

身体操作としての脱力より難しいのが「心の脱力」であると思います。

「弓と禅」という本でも有名ですが、武道なんかではよく出てくる「無心」とか「無我」とか。
元々は仏教的な言葉で、最近だと「禅」とか「瞑想(マインドフルネス)」といった関連でも出てくるワードでしょうか。

この「心の脱力」が、まぁ難しい。

何も考えず、何も思わず、ただ無心になる。
目的や成果を意識せず、やるべきことをただやる。

自然と一体になるとか。
自意識を持たずに自分から離れるとか。

頭で分かっていることには意味はなくて。
実際に「そうであるか」が大事な訳ですが。

無我と虚無は違う!

頭も大事です。
考えて考えて考えて。それと同時に手放す。

頭が先行する現代人は、まずは考えきるというのも大切なのかなと思います。
本気で自分ついて考えた後に、やっと手放しが来る。

そうしないと、何もできなくなる。動けなくなる。
どうしても「虚無」になっちゃう。
自分の価値も存在も、感じられなくなってしまう。

そんな気がします。


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西村太嘉
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