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注意商人とリフレクション

みなさんは、日常的にどんな情報に触れていますか?

SNS、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、グループウェア、メール、広告。


情報を遮断できない

今日において、特別に意図しない限りは1日でPCやスマホを全く見ない人は
ほとんどいないのではないでしょうか。

画面を通して、こちらの状態や都合を無視して様々な情報が飛び込んできます。

仕事をしている人なら、メールやMessengerやLINEやslackやと、連絡に目を通すだけで時間とエネルギーを持って行かれます

それについて返信や対応を考えるだけでも、既に疲れてしまいます。

それ以外にも、Facebook、Twitter、Instagramなどを見てると様々な情報や出来事や宣伝やPRが洪水の様に流れています。
何気なく見ているつもりでも、それらの情報に我々の脳や体は反応し、確実にエネルギーを消費していきます。

これらの情報は、普通に暮らしていると遮断することは出来ません。

意図的に遮断すると思って行動しなければ、その洪水を浴び続けることになり、気付かずに大切なことを考えたり認識するエネルギーが無くなってしまいます。

Attention Merchant(注意商人)

近年の言葉にAttention Merchant(注意商人・関心商人)というものがあります。
ティム・ウーの書籍が最初かと思いますが、ユヴァル・ノア・ハラリも同様の言葉を使っています。

アテンション・マーチャント、すなわち「関心の商人」とは、人びとの「関心」を仕入れて、それらを誰かに売りつける商売人のことをいう。
無料の情報やサービスや娯楽を提供することで私たちの注意を惹き、その注意を広告主に転売する。※

今までの広告という枠を超えて、あらゆる手段で情報をコントロールし、注意を引き付けようとしてきます。

無意識にその情報を受け続けることで、知らず知らずのうちに判断や行動に影響を受けています。

だからこそ、しっかりと自分を認識し、見つめ、向き合う時間を持つことで、そういった情報から自己を少し切り離して捉えることができます。


書くことで、明確に立ち止まる

ただ、実際に「よーし自分と向き合おう」としても中々難しいものです。
すぐに様々な情報が脳を駆け巡り、

いわんや、ネットサーフィンやSNSを見ながらでは。

書きながら思考を整理し、情報と感情と情動を切り離していくことで、自分について洞察しやすくなるはずです。



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※引用
http://www.defermat.com/blog/2016/001060.php
https://toyokeizai.net/articles/-/312677

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西村太嘉
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