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全体を見て、自分の学びの位置を知る

久しぶりに多くのインプットを続ける日々の中で、内省脳がフル稼働です。

この取り組みの目的でもある、同時にアウトプットも行うというのは中々僕としてはハードですが、脳や体が作り替わっていくことも感じられて面白い。

アメリカとヨーロッパの架け橋

ここまでの記事にあったように、アメリカとヨーロッパでは発達に関する研究に違いがあり、流派が違う。
では、アメリカとヨーロッパが分断しているのかというと、少し違うそうです。

カート・フィッシャー(ハーバード学派)ポール・ヴァン・ギアート(フローニンゲン学派)の2名が、その異なる流派を繋いで交流していったらしいです。

同じテーマに対して、異なるアプローチをしている人達が交流することって、個人的にはめちゃくちゃ好きで大切なことだと思っています。どんな分野においても。

フィッシャーとキーガンは、あまり対話が行われなかった(研究分野が背景が異なっていたので、交わりにくかった)らしい。
ただ、そこから双方を学んでいった今の学者達が、それらを融合して発達という軸で理論展開している。

今の研究者は、ここまで研究されてきたものに、様々な領域の学びや知見を統合することで、新しい理論や切り口を生み出していっている。

色んな理論を、俯瞰で捉える

発達理論というものが様々な領域に渡っていることが見えてきたと思います。
それら全てを学ぶことは、現実的には難しい。

だからこそ、まずは基礎的な情報を得た後、一旦幅広く勉強するフェイズに入るのがいい。
発達の研究を幅広く俯瞰的に見て、全体像を知る。

そういう意味では、ケン・ウィルバーのインテグラル理論は非常にメタ的な視点を与えてくれるので学ぶ価値がある。

そして、そこから自分が深めたい方向性や、各領域の限界地点を知ることでより深い学びに進んでいけるのではないか。

僕は発達の中でも、生と死・人生・幸せ・人の苦しみと関わりといった、非常に哲学的な部分により深い関心がある。
それを、どう現実世界の実務の中に融合させていくかが、1つのテーマになる。


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西村太嘉
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