人間観察in病室(1)
こんにちは、昨年7月に虫垂が爆発したイヌです。
約1ヵ月の入院を強いられ体力の大部分を持っていかれていた&なんか忙しかったのでブログ更新してませんでしたが年も明けたましたのでブログを再開いたしまっす!
まあ〜それでですね、本当は入院までの経緯やアタクシ自身の入院生活の事を書こうと思っていたのですが、多分そんな事書いてもちーーっともなーーんとも面白くないだろなと思ったのです。
しかし、この初の入院生活という出来事を『文章として残さねばなるまい』という謎の使命感に駆られたので、約一ヵ月プラスαの入院生活で目の当たりにしたちょっと「?」や「!」な人達の生態を数回に分けて書いていきたいと思いまっす!
では、早速。
・入れ墨おじさん
入院3日目、アタクシはまだ時折くる腹痛でベッドの上でウンウンと唸っていますと、別の病室から向かい側に引っ越して来た方がいました。
ん〜齢は見たところ50代半ばといったところでしょうか・・口髭を蓄え菅原文太よろしくの角刈りで、そりゃまあ〜立派すぎる和彫が両の手に施されていまして『ああ・・なんだか怖い人来たなあ・・』なんてアタクシはビクビクしておりました。
さて、この入れ墨おじさんなんですが見たところどこか悪いような感じもしないし、点滴をぶら下げているわけでもない。
ふむむ・・さてはて?このおじさんは何故入院してるんだろか?
そんな疑問を抱え始めたのですが、看護師さんとおじさんの会話で疑問が一気に解明に向かったのはある日の夕方でした。
「○○さんそろそろ退院ですけど明日アルコール依存の検査しますねえ」
ほほ〜〜なるほどそういう事でしたか。
なんて思ったのも束の間でして、1分後にアタクシは『あぁ・・たぶんこれはダメだ・・絶対また飲んじゃうやつだ・・』と思っていたのです。
それでは時を少しばかり遡ってみましょう。
「○○さんそろそろ退院ですけど明日アルコール依存の検査しますねえ」
「あ〜俺は大丈夫だっでえ〜先生に言っどいでっで〜」
「いやいや○○さん検査しないと退院伸びちゃいますよ〜」
「いやまじで大丈夫だっでえ〜・・はあ〜・・っちッ・・んー明日検査ね!わがったわ・・ところでさ、今日朝言ってたヤツ大丈夫だって言っでだ?先生。」
「あー先生からまだ返事来てなのでまだ分かりませんね」
「はあ〜まじ?まあ大丈夫だっぺよお?ヨーグルトなら食べて大丈夫だっぺえ〜だって俺もうさっき下行って買って来ちゃったもん」
ここまでの会話を聞いたアタクシはこんな風に思っておりました。
『いやいやいやいや・・・ヨーグルト我慢しなよ・・・というかヨーグルト我慢出来ない人がお酒我慢出来る??アタシャー無理だと思うなあ〜・・多分きっと恐らく無理だと思うなあぁぁ〜〜・・・うん無理だヒャクパ無理!』
です。
そしてそのアタクシの自信満々の予想結果が、思いもしなかったシチュエーションでアタクシは目の当たりしたのです。
Twitterの方でご存知の方もいるかと思いますが、実は7月の虫垂爆破事件は1度目の入院でしてお腹の中に飛び散らかした膿を薬で抑え込むという治療をいたしまして、退院した後体力が戻り次第虫垂をむしり取る為(再発予防の為)2度目の入院を11月にしたのです。
アタクシは入れ墨おじさんの事など忘却の彼方でして『あーハラキリ怖いなあ〜麻酔ってちゃんと効くんだろうか・・はあ〜ウンチしたいなあ〜』等と思いながら東西病棟の真ん中に位置するエレベーターホールの待合室みたいな所でジュースを飲みながらスマホをポチポチしていますと・・・アタクシが入院している病棟の逆側東病棟から見た事があるおじさんが出て来たじゃありませんか!そうです入れ墨おじさんです!!
7月には携えていなかった点滴スタンドと共に東病棟の自動ドアからババーンと登場したのです!
アタクシはその瞬間懐かしいさ・・などは微塵も感じず『ほらほらほらあ!やっぱダメだった!ね!』とオッズ1.1倍のガチガチの予想を的中させ、心の中でこれでもかってほどドヤってましたが、ふと入れ墨おじさんを見ると明らかに7月より痩せ細っているじゃありませんか・・・退院時に看護士さん達になんやかんや難癖つけてたあの威勢の良い面影がまるでありません。
まさか・・・肝臓を本格的にやっちまったのか?あ・・墨入っているから余計にダメージあるのか・・などと幾許か心配しましたが話しかけるのも怖いし、特に知りたくもないな〜と気づきアタクシは『入れ墨おじさんどこの誰だか分からないけどお互い健康には気をつけようね』と心の中でエールを送っておきましたとさ、めでたしめでたし?
ちなみにこの後アタクシはハラキリショーを開催されまして。
数日痛みでのたうち回るのですが、その時に同じ病室にいたおじさんがこれまたおかしな方でしたのでまた次回。
どれ〜ヨーグルトでも食べてウンチしよ〜