【過去の検診〜高度異形成発覚】|生理不順の無い元気な30歳働き盛りが円錐切除手術をうけた話
ある日突然やってくるので、はじめて異常が出たときは世界が終わった気持ちになります。本当に症状ってないです。あるのかもしれませんが生理痛がちょっと重かったり肌に痒みがあったり。日常の中で見過ごしてしまうものでした。(そもそもそれが症状なのかも不明)
多くの場合まだ世界は終わらないので、誰かに話をするなどして落ち着いてくださいね。
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▼生理不順の無い元気な30歳働き盛りが円錐切除手術をうけた話
・まとめ編|前段:知っておきたい話
・まとめ編|本編:実体験編
・情報収集編|わからなくて怖いを無くしていこう
・子宮にまつわる検診編|痛いの?
・過去の検診・高度異形成発覚編|症状ほぼなし ←この記事
・入院準備と手術の実体験|正直怖くて半泣き
・術後編(翌日〜2週間)|貧血にご注意 ←この記事
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↓本編はコチラ
現在、2021年7月31日 円錐切除手術が終わって検査結果待ち。
【診断内容】子宮頸部高度異形成(前がん病変)
【検査結果】頸部細胞診AGC,頸部組織診腺侵襲を伴うCIN3/H-SIL・CIN2/H-SIL・腺上皮に異形成無し
ここでは私の病歴を超赤裸々に書いていきます。診断結果も載せますのでまだ結果見たことないよー。という人は一つの参考にしてください。ちなみに病院によって書類諸々は違うんだと思います。
(書類の形態古くない?と病院に行って毎度思います。コピーしすぎで画像粗々...そういうので病院って選ぶことがないから改善されないんだろうなあ)
ちなみに検診って痛いの?等はこちら
▼検査結果用語
この後、検査結果について色々出てきます。何それわからん。となった人は以下から色々調べてみてください。
細胞診・組織診の用語だけ、便宜上載せておきます!
◎細胞診の結果
◎組織診の結果(細胞診の結果と混同しやすい)
▼はじめての検診と尖形コンジローマ 2019.05.18,06.01
夏のせいなのか陰部に痒みが出てしまい、しかも何かできものが・・・これは受診しなくちゃと、婦人科を受診することに。そしてそんな中、子宮がん検診受けなきゃなあと会社のパンフレットを見て考えていたこともあり、その診察のついでに、検診を受けることにしました。できものはネットで調べたところ、これは尖形コンジローマや・・・となり怯えながら予約した記憶があります。
◎尖形コンジローマ疑い2019.05.18
初めての婦人科というわけではなく、3度目?だった気がします。(はじめはその時も痒みが出てカンジダという判定だった記憶)そして、もともと肌が弱く、生理用品とかでかぶれちゃう体質でした。
めんどくさがりで通わなくなるので、家から近い綺麗なところという理由で選びました。(後々、記憶力がミジンコレベル・不安も大丈夫でしょの一言で片付ける医者ですぐ別の医者に変えた)
できものについても診てもらいました。うーんどうだろうニキビじゃない?と言われ、もう一度見ましょうと一旦放っておかれました。
◎尖形コンジローマ確定・初子宮頸がん検診2019.06.01
再受診すると、尖形コンジローマだねと言われ治療開始。この後2-3週間ぐらい格闘しました。早いうちから薬塗っとけばもっと早く治ったんじゃ?と今でも思います。
そして子宮頸がん検診を初めて受けました。結果は2週間後。
▼軽度異形成とHPV16型陽性発覚,精密検査 2019.06.15,06.22
◎細胞診・HPV検査結果 2019.06.15
2週間後結果はASC-US/軽度異形成。その時よくわからない私はぽかーんでした。説明されたけどなんとなくしかわからないし、とにかく”がん検診で引っかかった”という怖さに襲われていました。
がん検診で引っかかるわ、性病になるわ、もう心がぐちゃぐちゃでした。性病って誰にでも起こり得るはずなのに、やれ不特定多数と関係をもつのが悪いとか不潔だとか言われますが、それぞれに真剣だし仕方ないじゃないか。完全に引きが悪いっていうだけだよな。と思います。(確かにコンドーム絶対付ける・彼氏も過去一人しかいないです!の人は確率は下がるけど、こういう人だってかかるかもしれないし。。。とか。。。)
とはいえ、当時は「あいつか?いや、感染まで数年かかるってことはあの時の彼氏か?もうわからん無理。誰にも体を許さなければよかった。」と思ったりもしました。今では、それらがなければ今の私は形成されていないし、引きが悪くて仕方ないと受け入れてます。
この時、軽度異形成だけではなく、HPV16型の判定が出ました。そのため精密検査を実施しました。
↑HPV16型陽性の検査報告書
↑細胞診の結果
↑その時説明用にもらった紙
⇒同じ用紙で2回説明してもらったけど、2回目が特に詳しくなるわけでもなく機械的な説明で全く優しくなかった。(不信感〜)
↑検診結果報告(乳がん検診も受けた。結果は問題なし)
◎不正出血 2019.06.15〜
受診の翌日、あまりにも不安になりすぎて初めて不正出血が起こりました。ダラダラとした血が3日ぐらい止まらず、絶対切ったところが出血してる!とその時思ったのですが、別の病院で見てもらったところ(かかりつけが休みだった)違うよ、と言われピルをもらったら治りました。その時にかかりつけに対する不信感を伝えると、あそこか...みたいなリアクションだったので結果を最後に病院を変えました。
子宮に良性の腫瘍をエコーで発見。(前の病院では言われなかった!)
◎精密検査の結果 2019.06.22
異形成のない慢性頸管炎(Chronic Cervictis)という判定でした。
↑組織診検査結果
9°に軽微な異形成とありますが、実は私が円錐切除の判断をしたは10°の部分の進行が進んでいたからでした。この異形成が進んだからか!?と思ったのですが、AGC(腺系)の方なのでまた違った部分だよと言われました。この辺はよくわかりません。。。本当に関係ないのかな。。。
※お詳しい方がいれば教えてくださいm(_ _)m
◎子宮頸がん検診(2回目) 2020.07
4ヶ月に一回は受けてね!と言われたのですが、仕事が鬼のように忙しく、何もなかったし♪ということで全然受けてませんでした。
幸いにもこの時異形成はでず、HPV16型も検出されませんでした!来年受けるんだよ〜と言われ、るんるんで帰宅。(紙ないですごめんなさい)
▼AGC,高度異形成発覚,総合病院の紹介 2020.04. 〜06.17
◎子宮頸がん検診(3回目)2021.04.
21年の1月に仕事の関係で引っ越し、新しいクリニックで子宮頸がん検診を受けました。21年から2年間ぐらい仕事が穏やかなので、体のメンテナンスやら気になっていること全部やろうと思い、慢性的な陰部の痒み(大学生ぐらいの時に脱毛してからずーっと痒い)も治したいな等々も思っていました。今思えばこの痒みってもしかして?とかなんでも関連づけちゃいます。(実際どうなんだろう。。。)
20年の夏は何もないとの診断だったので本当に定期検診ぐらいの気持ちで受けました。
◎AGC発覚,精密検査 2021.04.26
先生がなんだか説明の前に色々メモってたので、軽度異形成が見つかったのかな〜程度に思っていたのですが、なんと細胞診の結果はAGC(異形成腺細胞の疑い)でした。
え・・・。腺系・・・。とは・・・。
クリニックの先生曰く、腺系の異常は子宮頸がんのパターンでは稀(20〜25%)。しかも奥の方なので見つかりにくい。詳しく調べる必要があるとのことで精密検査/組織診となりました。
見つからずに子宮腺がん直行パターンもあるので、今回本当に見つかってよかったねと言われました...。不幸中の幸いってこれです。
この後、ちょっとショックが大きく一人駐車場で固まってしまいました。しかも調べても調べてもAGCって全然ちゃんと説明出てこない!
>>検索結果:AGCは子宮頸がんのうち20%ほど。最近は増えている。
これだけ...?増えてるなら教えて...。と思いました。体験談も全然なく、「これはnoteを書いて同じような人の一例になるようにしよう」とこの時心に決めました。
pdfになっている研究報告や論文のようなものがあったのでいくつか見ていると、AGCの判定は精密検査でCIN2,CIN3,がんの報告が多い。がん化すると予後が良くない。と出てきて不安でいっぱいでした。
結 果:AGC として紹介された 42例の内, 本来 AGC に相当するのが妥当と判断される前がん病変と早期がんは 20例 47.6%であった. 浸潤がんは 28.6%で, 上皮内病変 (CIN2以下),や良性あるいは異常なしと診断されたものが 23.8%であっ た. 結 語:AGC の細胞診断を受けた方が,最終的には悪性と診断される頻度が,欧米の報告に比較し高率であった.
一般的には、子宮頸がんでは扁平上皮がんよりも腺がんのほうが転移や再発しやすく、予後もよくない傾向があります。
◎CIN2/H-SIL,CIN3/H-SIL疑い
組織診の結果は通常2週間で出るのですが、3週間以上かかってやっと出ました。何やら判定が難しかったようで色々検査をしてくださったようです。
結果はCIN2/H-SILと一部CIN3/H-SILを疑うという診断でした。
↑実際の診断報告書
結果を待つ間に散々調べ、ビビり倒していたので心構えはできていましたが、実際にCIN3(がんの一歩手前)と言われると結構キツかったです。
大きい病院を紹介され、改めてそこでの検体の再診とそれを踏まえて手術をするかどうかの判断をしてもらうこととなりました。
▼総合病院での検査結果と手術決定 2019.05.31,06.17
◎総合病院での再検査・子宮体がん検診 2019.05.31
総合病院の予約が取れたのが約2週間後。組織診でAGCという結果を聞いてから約1ヶ月後の受診でした。そこで検体を渡してまた検査へ。想像以上にめちゃくちゃ時間がかかります。
そして、検体を渡すタイミングで私の場合腺がんで奥の方が心配ということで、念の為子宮体がんの検査も実施しました。
子宮体がんの検査ってやらなくていいのかな〜一緒にやればいいのにと昔は思っていたのですが。これは毎年やりたくない・・・!ってぐらい痛かったです。体の中心に管を通される感触が明確で、しかも長いです。(先生によるかもです)
一応こちらに子宮体がん検診のことも書いてますので詳しくはこちら
◎検査結果 2019.06.17
検査の結果は腺侵襲を伴うCIN3/H-SIL・CIN2/H-SIL・腺上皮に異形成無しという判定。CIN3疑い→確定という結果でした。
↑診断報告書(手術を見越した診断なので、念の為前の結果も踏まえて改めて新しい目で見てねという検査に出されます)
結果がそこまで変わらずでも、別の人にもう一度確かめてもらうとかなり納得します。
CIN3ということは放っておくとがんになる確率がかなり高いため、円錐切除術という手術を提案されました。子宮頸部をその名の通り円錐型に切り取る手術です。これは切り取った部分をさらに検査するという精密検査の役割も担っています。
手術の詳細へ続く>>手術編 :8/2掲載予定
円錐切除の結果がわかればまたここに更新していきますね。※8/19円錐切除部分検査結果
▼大丈夫って思ってたのに突然です。
大丈夫だと思ってたのに突然!のことばかりです。1度目の先生がマジでわかりにくかったので、調べる癖がそこでつき、不安な時に散々調べたので色々わかるようになりました。調べるのって大事です。何から調べていいか、調べ方わかんないよ!って人もいると思うのでこちらを参考にしてください。わかりやすいなーと思ったサイトも載せてます。
▼Twitterは仲間が見つかる
そしてこちらに↓リアルタイムで色々つらつら呟いているので是非覗いてみてください。
↑※最新ツイートが表示されますのでしょーもないことが出てたらごめんなさい笑
twitterって本当に同じ病気の人が見つかって、一人じゃないんだなって安心できます。誰にもいえない人は、匿名でアカウント作るのおすすめです。gmailでアドレス作っちゃえば簡単にできますよ〜。
★連絡先連携しちゃうと知人にバレるのでそこだけ鬼注意してください!
↓ご参考
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▼生理不順の無い元気な30歳働き盛りが円錐切除手術をうけた話
・まとめ編|前段:知っておきたい話
・まとめ編|本編:実体験編
・情報収集編|わからなくて怖いを無くしていこう
・子宮にまつわる検診編|痛いの?
・過去の検診・高度異形成発覚編|症状ほぼなし ←この記事
・入院準備と手術の実体験|正直怖くて半泣き
・術後編(翌日〜2週間)|貧血にご注意 ←この記事
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