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○●2022年度ベストアルバム12枚 総括●○


毎年恒例の2022年ベスト総括、2022年の名盤アルバム12枚!
昨年よく聴いていた音楽アルバム12枚を順不同で発表!


■2022年度BEST ALBUM12枚総括(順不同)■

★『SUPER CHAMPON』/おとぼけビ~バ~
★『Autoficiton』/suede
★『Once Twice Melody』/Beach House
★『BEYOOOOO2NDS』/BEYOOOOONDS
★『ima』/眉村ちあき
★『(エン)』/RYUTist
★『愛の哲学』/フィロソフィーのダンス
★『DOKI DOKI』/サニーデイ・サービス
★『Afterglow』/She Her Her Hers
★『Green』/RAY
★『Softly』/山下達郎
★『Crush』/Charli XCX

【各アルバム解説】


『SUPER CHAMPON』/おとぼけビ~バ~

★『SUPER CHAMPON』/おとぼけビ~バ~

18曲21分26秒!
数えてないけど2022年内で、体感的に100回近くは聴いてる。
楽曲の起承転結が1~2分でまとめられているのは改めて驚異的。
3枚目の本作は過去2作よりもどんどん研ぎ澄まされていって、
無駄な贅肉がシェイプされた全身凶器のようなパンクアルバム。
今日本で最もおもろカッコいいバンドのひとつ。


『Autoficiton』/suede

★『Autoficiton』/suede

Welcome Back suede!
起死回生の大傑作カムバックアルバム。
まさしく!
これこそ聴きたかったsuedeの新作なんじゃ!
一体何年待たせたんや!?

復活してからの前3作が実に内省的でやきもきさせる内容で鬱憤溜まっていて9年が経っていたところのビックリするくらいの青さと成熟さが綯い交ぜになった凄まじいバランス感のある作品。
1周目聴き終えて鳥肌立つほど興奮したままリピートする。
キャッチーなメロディで占められてるがけして「Coming up2」ではないデビュー30年のキャリアの中で最も尖っていてパンク。ヤベぇ…。


『Once Twice Melody』/Beach House

★『Once Twice Melody』/Beach House

米ボルチモアのドリームポップ・デュオ新作。
1時間24分にも渡る長尺のコンセプトアルバムであり、
キャリアの集大成的内容。
様々な楽曲ジャンルが内包されるごった煮な内容でありながらも俯瞰すると不思議と統一感があり聴いてて夢見心地になる。


『BEYOOOOO2NDS』/BEYOOOOONDS

★『BEYOOOOO2NDS』/BEYOOOOONDS

楽しい楽しい楽しい!!!
もはや現ハ口プ口の中はおろか、他のアイドル界においても独自で孤高のエンターテインメント路線をブッチギってて最高!またもや名盤!
寸劇からの楽曲へのシームレスな繋がりたまんねぇ!
国会質疑討論の寸劇からの「GOGO大臣」への繋がり最高過ぎるでしょ。


『ima』/眉村ちあき

★『ima』/眉村ちあき

朝、家から外へ出て18曲目の「この朝を生きている」を最初にかけて1曲目の「Lovely Days」に戻って聴くのは格別。
ただライブだと「この朝を生きている」のイントロでお客に変にoioiと拳を振り上げさせようとするの、好きな曲だけになんか気に食わない。
今回もトータルとしてボリューム満点のポップス幕の内弁当のような内容で大満足。


『(エン)』/RYUTist

★『(エン)』/RYUTist

アイドルポップスの極北の突端に到達したような、
アヴァンギャルドでアンビエントな要素も匂わせた、
ポップスの早すぎる未来を伺わせる、その先へ生き急いだ作品とも言える。

一般レベルで受け入れられるか心配にもなるが、
無論自分は既に50回は聴き続けているほどのベストな内容。


『愛の哲学』/フィロソフィーのダンス

★『愛の哲学』/フィロソフィーのダンス

FUNK・SOUL・DISCOのグルーヴを基軸としたアイドルグループのメジャーデビューアルバム。

配信やシングルで発売されたそれぞれの曲がアルバムとして
ひとまとめになるとバラつきを感じるかと思ったら、これが不思議と10曲一気に鮮やかに駆け抜ける内容。

大傑作アニメ映画「フラ・フラダンス」主題歌「サンフラワー」の美しいコーラスワークでウットリしてからの、ラストのアルバム曲「愛の哲学」のキャッチーさがアルバムをキッチリ締める。


『DOKI DOKI』/サニーデイ・サービス

★『DOKI DOKI』/サニーデイ・サービス

ド直球な歌モノから始まるアルバムで、新たな風が吹いてくるような30年以上のベテランのキャリアを持ちながら、新人バンドのような青さを感じる。
前作「いいね!」以上に熱さを感じるし、キャッチーな曲揃いで気持ち良し!
今でも若さを保ち、最高を更新し続けているバンド。


『Afterglow』/She Her Her Hers

★『Afterglow』/She Her Her Hers

ドリーミーでサイケな心地よい浮遊感を感じるバンドサウンドにうっとり。
かつグルーヴィーさもありながら緻密な音作りを、肉感的に表現するアンサンブルが曲の温度を上げている。
日本語で歌われた曲ながら、その音楽は日本の枠を飛び出し、世界を視野に入れている。


『Green』/RAY

★『Green』/RAY

シューゲイザーアイドルグループの2nd。前作よりもジャンル的に広がりを見せ、より世界観の拡大化に成功している。
現在は主要メンバー2人が抜け、新メンバー3人が加わる5人体制となっており、更なる音楽的な飛躍が期待される。


『Softly』/山下達郎

★『Softly』/山下達郎

VINYL所有枚数6万枚という、今年古希を迎えたミスターポップス気ちがいの最新作。
筆者は今年1月に幸運なことに中野サンプラザでの最後のライブが
キャンセル待ちで当選し足を運んだ身であるが、完ぺきに作りこまれた比類なき音楽性に打ちのめされるばかり。
本作についても、VINYLで聴いて楽曲クオリティ以前に、まず圧倒的に音質が良い!という印象。
50年近いキャリアがあるのに、聴いていてまったく老いを感じさせずピュアなポップスとして輝いた楽曲が並んでいるのははっきり言って異常。
「CHEER UP! THE SUMMER」のような年食っても気持ちは変わらねえぜ!的な回春ソングもさわやかに聴こえる。


『Crush』/Charli XCX

★『Crush』/Charli XCX

水着のおねえちゃんが当たり屋に扮するジャケに惹かれて聴いてみたら完全にノックアウツ。
ほぼ簡潔に3分弱の曲に凝縮されたソリッド&ハイブリッドなポップスの嵐。
特に音数が少ない「Baby」のストイックなカッコよさに痺れた。
10月に来日したTONAL TOKYOの熱演も目の当たりにして2022年の顔と言えるべき存在。
グラミー賞やブリットアウォーズはなぜチャーリーを無視する?!

以上、2022年度BEST ALBUM1枚総括でした。
次は、2022年度柴デミ~賞の発表です!

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