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最後の夏が失われる

甲子園中止がニュースで決定した。

1日そのニュースが流れてる。

報道結果を伝えられるのを聞く生徒の姿がニュースに映るのをみると、泣きそうな気持ちになる。

3年間の全てをかけてきたものを発揮する場もない。

勝ちも負けさえも経験できないで終わる。

こんな辛いことはないだろう。

自分だったら耐えられない。

辛いだろうなんて言葉を

インターハイ予選を経験した自分が言うことが失礼かもしれない。

自分達が思っているよりも遥かに高校生達は辛いんだろうから。

「もっと頑張ればよかった。後悔しかない。」

2年前に指導した生徒がそのように言っていたのを引き継いだ顧問から聞いた。

弱音を吐かない子がこんなことをいっていた。

かける言葉が見つからない。何も言えない。

きっと彼らの気持ちを理解することなんてできない。

教員の自分に今何ができるのか?

子供たちに最後本当に少しでもいいから納得できる瞬間を作るためにできることを探さないと。

絶対に生徒は納得なんてできないとは思う。

けど1%でも、何かを感じてもらえるようにはしたい。

それと同時に、今までバスケットを普通にやらせてもらえた環境に感謝の気持ちを忘れないようにしようと思う。

そしてそれをこれから生涯かけて指導する生徒には、バスケができることのありがたさを伝える。

このコロナの時期でバスケができなかった。今バスケできることがありがたいことだと

一生涯かけて伝える。


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