SNS時代におすすめ「大喜利漫才」
しゃべくり漫才、コント漫才など、漫才の形は色々とありますが、最近ハマってるのが「大喜利漫才」なんですよ。
大喜利漫才ってのは、漫才の中でも、大喜利っぽい漫才。大喜利が得意そうな人が作ってる、ひとボケの強い漫才を指した、私が勝手に作ったジャンルでございます。
これは私が勝手に作ってるだけなので、特にジャンルとして括られている訳ではありませんし、言ってしまえば漫才なんて全部大喜利漫才なんですが、ひとボケひとボケがしっかり大喜利として確立してる、パンチ力の高い漫才ってのが最近すごい好きなんですよね。
そこで本日は、最近良いなと思ったら大喜利漫才を、いくつか紹介していきたいと思います。
1.変な客vs変な店員【しゃもじ】
実力が高いのに何故か売れない、マセキ芸能社の次来る芸人と勝手に応援しているしゃもじから、変な客vs変な店員でございます。
そもそもしゃもじのネタって、バリエーションもあって毎回違ったテイストのネタが見れるんですよ。それでいてめちゃめちゃ面白いネタを持ってくるから、本当にいつ見ても面白いんですね。
それこそ沖縄の英語の授業なんて、めちゃくちゃ面白いんですよ。空気の作り方とか持っていき方も上手ですし、流れも綺麗で面白いネタでして、結構テレビでもやってた覚えがありますよ。
ただ大喜利漫才として紹介したいのは、頭の変な客vs変な店員なんですよね。最近にちようチャップリンでアンガ田中も、「ずっと大喜利なのに見てられる!」と絶賛していた、大喜利漫才として完成度の高いネタでございます。
2.論理クイズ【真空ジェシカ】
次に紹介したいのが、真空ジェシカの論理クイズでございます。
そもそも真空ジェシカは皆さんご存知でしょうか。テレビも深夜のネタ番組がほとんどで、まだ賞レースも大きいモノは取ってないコンビなので、お笑いをあまり見ない人からすれば、知らないコンビなのかもしれません。
ただ、あなどるなかれですよ。
マジで真空ジェシカの漫才。
めちゃくちゃ面白いですから。
それでいて漫才を見てても、大喜利強いんやろうなぁってのが解るワードセンスをしてるんすよね。ペーパードライバー講習でも、「そこに来ている面白い人」大喜利は入っています。
とりわけ、先に紹介した論理クイズは解りやすく大喜利をしています。大喜利として見る、という少し違った角度から、漫才を見てみてはいかがでしょうか。
3.ドライブデート【マユリカ】
コンビ名の由来が、二人の妹の名前をドッキングして作ったというえぐ過ぎるエピソードを持つ、マユリカでございます。
マユリカの漫才って、漫才の掛け合いで面白くなっていく感じと、一撃必殺のような大喜利的な笑いが、バランスよく乗っているような漫才なんですね。それこそ今回紹介しているドライブデートもそうで、コント漫才として展開も面白いし伏線も回収していって、漫才的な乗っかりの面白さはもちろんなんですけど、その途中に入ってる「変な車メーカーの名前は。」と聞こえてきても笑える、面白すぎるワンフレーズがちりばめられた漫才なんですよ。
大喜利的な意味では、このゲームセンターのネタも圧巻です。最後のひとボケで腹がよじれるほど笑えるのは、間違いありませんから。
SNSの間で、大喜利力というのがしばしば話題に上がるのを目にします。加えて、大喜利的思考のやり方で有ったり、王道の答え方、テクニックなども分かりやすく説明されていて、色々な人が面白い答えを量産しているなぁと感じます。
ただ、やはりみんな素人には変わりありません。プロは圧倒的な差を見せつけて、我々を完膚なきまでに笑いで打ちのめしてくれます。
その片鱗を見ることができる三組の漫才を、是非皆様も一度見ていただければ幸いです。