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遠征レポート12〜1月インド編

2025年シーズン開幕

2025年シーズン始まりましたね。
執筆している今の情報で言うと、錦織さん香港準優勝、大坂さんオークランド準優勝、伊藤あおいさんキャンベラ優勝、岡村恭香さんノンタブリ優勝、望月くんヌメア優勝などなど…日本人大活躍の2025年1stウイークでございます。
私もこのような選手の裏で人知れずシーズンインしていました。場所は、インド、インドールという場所に行っていました。
12/30の週はITF大会は2大会しか無かったはずなのですが、日本人は1人でした。
もっとたくさん来ると思っていましたが、年越しをインドで迎える日本人プレイヤーは僕しかいなかったということで、誇りに思っときます。

行きのフライト

今回のフライトは、色々あって迷いましたが、関空発の便を選びました。
福岡発の便は、ソウルで1泊が必須になる日程でしたので、せっかくならギリギリまで日本にいられる関空発をチョイス。
関空→ソウル→デリー→インドールという乗り継ぎで行きました。
途中、デリーの空港でターミナルホテルに宿泊しました。
Holiday Inn Express New  Delhi International Airport  T3というホテルです。

ターミナルホテル。広くはないが綺麗で充分。


色々探しましたが、デリーの空港内で予約ができるホテルはここだけじゃないかなと。
値段を抑えたいなら外にもホテルがあるのでそちらの方がおすすめ。
ですが私は翌日のフライトが5時半だったので、とにかく近くて手間のないところを選びました。
デリーの空港は時間帯にもよりますが、とにかくいろいろ時間がかかるので、0距離のホテルは有り難いです。

余談ですが、インドでのフライトは思った1時間早く空港に着いといた方がいいです。
まず、私の調べる限りだと、国内線でもチェックイン締切は60分前です。
空港の中に入るのに、チケットとパスポートのチェックがあります。大体かなり並んでます。
そして、チェックインカウンターも行列、保安検査も行列と、とにかく行列だらけ。
とにかく時間はあるに越したことはありません。

長くなりましたが、無事に国内線に乗り継ぎ、インドールに到着しました。
8時前に空港、10時前にはホテルに着いて、運よく部屋に入れたので一休みして、土曜日の午後から練習を始めました。

会場の様子

会場はコート6面。コート脇に芝生のゾーンもあり、ウォームアップしやすいいい会場でした。
気温は大体最高25度、最低15度ほどと、とても過ごしやすい気候でした。

インドの大会は、コート後ろに立派なバナーが設置されることが多いイメージ。

試合結果

試合結果です。
【シングルス】
予選2回戦 VS Priyanshu Choudhary  6−1 6−4勝ち
予選決勝 VS Saheb Sodhi  6−3 6−4勝ち
本戦1回戦 VS Yuvan Nandal  6−3 5−7 6−7(7)負け

【ダブルス】(パートナー Sidharth Rawat)
1回戦 VS Kamath・Jaisinghaniペア  6−1 6−4勝ち
準々決勝 VS Somani・Sureshペア  7−5 3−6[10−12]負け

シングルスの予選は、8時過ぎスタートのナイトマッチになったりしましたが、全体的にいいプレーが出来ていました。
本戦1回戦、ファイナルセット、マッチポイント5本を逃し負けてしまいました。
とはいっても、全て相手サーブでのポイントだったので、どれだけ頑張ってもどうしようもないポイントというものもあります。
追い込まれたところで最高のプレーをしてきた相手が素晴らしかったと思います。
とはいっても、1本くらいなんとかしたかったのも事実。
競った場面でどういうプレーをするのか、迷わないように準備していきたいと思います。

ダブルスも、マッチタイブレークで私たちのマッチポイントがありましたが、撮ることが出来ず敗退。
結局、私たちが負けたこのペアが優勝しました。
本当に惜しかったの一言です。

ペアのRawat選手と。ありがとう!

まあ、長いことテニスをやっていたらこんなこともあるんですよね。
逆にマッチポイントを握られてから勝った経験も何回かあるし、こればかりはなんとも言えません。
目の前のポイントを1つずつ取ることが勝つために必要というのは、どの場面でも変わりませんからね。また頑張ります。

インドでの生活面

さあ、今回は日本人1人の1週目だったということで、インドでの生活面も軽く触れておこうかなと思います。

ホテルの朝ごはんは、朝からカレーが2〜3種類、更にチャイがあったりと、インドを感じることのできる良い朝食でした。

インドでは生野菜が怖いので、どうしても茶色くなりがち。

そのほかのご飯は、ZOMATOというデリバリーサービスを使うことが多かったです。
インドの道路は基本横断歩道など皆無なので、近くまで歩くのにもありえないくらい神経を使います。油断すると轢かれます。
ので、極力出歩きたくありません。
ZOMATOでは、パスタやピザ、中華もオーダーできるので、食に困ることはなかったです。
ただ、何を食べても結構辛い。トマトソースの辛くないはずのパスタでも、なんかスパイスが効いている感じがします。
私は辛いものがそんなに苦手じゃないので大丈夫ですが、苦手な人は結構つらいかも。

この平和そうなトマトチーズペンネも結構辛い。

インドールではホームレスや物乞いの人をほとんど見ませんでした。
道端のゴミなども、ムンバイなどに比べると少なかったような。
結構ムンバイとかでは、物乞いの子供に囲まれて腕を掴まれたりしていたので、良いイメージはありませんでしたが、その面では景観などを気にしている街なのかなという印象でした。
今調べていると、インドールなどの都市では、2025年から物乞いにお金をあげると、法的問題になるとの記事を発見しました。
その影響もあったのかもしれません。

練習面では、とにかく練習相手、ウォームアップ相手を探すことに苦労しました。
20人以上にメッセージして、やっと1回決まったような日も。
1人の遠征は本当に練習相手の確保が難しいので、お勧めはしませんね。
とはいえ、1人になってしまうこともあるので、そんな時はとにかくコミュニケーションをとることを意識したりしています。
一度も喋ったこともない人より、面識のある状態の方が練習などもOKしてくれる感じがするので。

よく練習してくれたベトナムにVU選手。

この写真のベトナムのVU選手に今のベトナムのテニス事情について少し話したので、それも記事にしようと思っています。お楽しみに。

幻の2週目、Bhopal

さて、これまで1週目のインドールのことばかり書いていましたが、実はこの後2週目の都市、Bhopal(ボパール)に移動しました。
インドールからボパールは大体250キロほど離れていて、電車だと7時間ほど、Uberだと3時間かからないほどの予定でした。
私はUberを選び、結局4時間ほどかかりましたが…

Uberの車内。トランクは運転手の私物でいっぱいだったので、荷物は全部前の座席に。

まあ、そんなこんなで移動してきて、土曜日もいつものように練習、トレーニングをして、いつものようにケアをして、寝ました。
日曜日、予選1回戦。激しく寝違えたのか、首に激痛が。
朝、ウォームアップを試みますが、そもそも歩くのも痛いくらいで、テニスをすると激痛で眩暈がするような状態でした。
会場のトレーナーさんにケアをお願いしましたが、これが悪手だったか、痛みはさらに悪化。
残念ながら、試合前に欠場の手続きをすることになりました。

吐き気すらしてくる痛みと、試合できない悔しさで項垂れる私。

結局、3週目までに回復して、練習を積んで、予選3つ、本戦1つを勝つことは難しいと判断しまして、帰国することにしました。
現在はピークに比べるとだいぶ痛みも引いて、まだ練習はできていませんが、日常生活で痛みを感じる場面は限られてきました。一安心です。

まとめ

そんなこんなで、かなりついてないなーと思う遠征となってしまいましたが、1週目のプレー自体は、オフ期間に取り組んでいたものの成果が出た場面も多かったと思います。
引き続き多方面から自分のプレーを伸ばしていきたいと思います。

体調面も、かなり気をつけている方ではあると思いますが、まあ、体の痛いところが出ないように精進しようと思います。

とても長ったらしいものになってしまいました。ここまで読んでいただいた方がいましたら、本当にありがとうございます。
また、書きたいことを書いていこうと思いますので、引き続きよろしくお願いします。

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乾祐一郎
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