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人事用語をミルクボーイ風に解説してみる〜ワーク・モチベーション〜
薗田直子さんら主催の【社労士x組織開発】勉強会で学ぶ内容を、さまざまなやり方でまとめてみるチャレンジ。
勉強会の課題図書は、鈴木 竜太, & 服部 泰宏. (2019). 組織行動 -- 組織の中の人間行動を探る. 有斐閣.
第1章 「ワーク・モチベーション」について、生成AIを駆使しながら、ミルクボーイ風に紹介してみました^^
い、意外といいかも…。
こんな用語についても解説してほしい!等リクエストありましたらお知らせください〜🐶
リクエストはなんぼあってもいいですからね〜
※内容の正確さよりもネタとしての面白さ、記事の生成速度を重視してしまっているので、誤り等あればお知らせくださいmm
ボケ(駒場)
「どうも~、ミルクボーイです。お願いします。
あ、ホンマですか? 今、カステラいただきました~。こんなんなんぼあってもいいですからね~。
いや~、ちょっと聞いてほしいことがあるんやけどな。うちのオカンがな、『仕事の“モチベーション”を上げる方法っていうのを調べてたはずやのに、どの理論がどれやったかすっかり忘れてもうた』って言うんやけど、それが何か分からへんねん。」
ツッコミ(内海)
「いや、それはもう完全にワーク・モチベーションの研究やないかい! 昔からいろんな理論があるんや。マズローの欲求階層説に始まり、ハーズバーグの二要因理論、マクレランドの欲求理論、あと自己決定理論や目標設定理論…と挙げだしたらキリないで!」
ボケ(駒場)
「でもオカンが言うには、『なんや、ホーソン工場での実験もモチベーションに関係あるとか、X理論・Y理論もモチベーションに関係あるって聞いたけど、もう頭がごちゃごちゃや』って嘆いとるわ。」
ツッコミ(内海)
「ほな、モチベーションと違うか~。確かにホーソン実験は『人は注目されるとやる気出す、インフォーマルな集団が大事』みたいな話やろ[1]。X理論・Y理論は『人間を性善説で見るか、性悪説で見るか』でモチベーションが変わるって話やないかい[2]。そらもう古今東西、いろんな理論があるから、ごちゃごちゃになるやろな。」
ボケ(駒場)
「でもオカンが言うには、『結局、人はお金(外的報酬)だけで動くんじゃないらしい』ってのが最近の定説って聞いたけど、ほんまかいな? 金がないと生きていかれへんのに。そこどうなんや?」
ツッコミ(内海)
「いや、それはもう自己決定理論(SDT)とかハーズバーグの二要因理論で言われてるやないかい[3][4]。最低限の給与は衛生要因やけど、それだけじゃ“もっと頑張ろう”って気にはならへん。むしろ『仕事そのものに意義がある』って思えたり、自分でやり方を工夫できる『自律性』があったりする方が本質的なモチベーションになるんや。」
ボケ(駒場)
「でもオカンが言うには、『うちのオトンは“金がすべてや!”言うてな、給料アップしたら人は働くって信じとる』らしいで。やっぱり外発的なインセンティブでええんちゃうの?」
ツッコミ(内海)
「ほな、モチベーションと違うか~。確かに、金銭報酬は足りてなかったら不満になるのは間違いないねんけど、ある程度満たされたらそれ以上の高揚感は生まれにくいんや[4]。逆に言うと、給与安すぎるとやる気以前に生活かかってるからしんどい。でも金銭だけが原動力になるのは一時的やからな。せやからGoogleみたいな先進企業は、標準以上の給与払いつつ“あと金の話は忘れよう”ってスタンスらしいで[5]。」
ボケ(駒場)
「でもオカンが言うには、『私らはどうせすぐやる気なくすタイプなんやろ? 何か実験で見たぞ、“静かな退職”とか“燃え尽き”とかいう流行もあるって』って言うねん。」
ツッコミ(内海)
「それは“Quiet Quitting”やないかい! コロナ禍以降で話題になった“与えられた範囲だけやって余力は使わへん”ちゅうやつや[6]。燃え尽きは“バーンアウト”のことで、頑張りすぎてメンタル崩すパターン。あれもモチベーションが極端に振れすぎたり、組織がサポートせんかったりしたら起きるんや。結局『ちょうどいい挑戦量』と『上司のフィードバック』がいるいうことやな。」
ボケ(駒場)
「ほなオカンが『結局、一番大事なんは“ハッピー・ワーカー仮説”ちゃうの? 幸福な従業員が生産性高いって話』って急に言い出したんやけど、それでホンマに業績上がるんか?」
ツッコミ(内海)
「ハッピー・ワーカー仮説やないかい![7] 最近イギリスの研究で『幸福度が高い週は生産性が13%上がる』みたいな実験報告も出とるし、だいぶ信憑性増してるんや。まぁ“だからといって無条件でベタベタ甘やかせばいい”わけちゃうけどな。結局は『やりがい』と『安心できる環境』、その両方があるところが長続きするんやろ。」
ボケ(駒場)
「でもオカンが言うには、『結局、大事なのは人によって違うんちゃう?』って話やねん。回避動機が強い人は“叱られたくない”一心で働くし、接近動機が強い人は“達成感ほしい”って燃えるし。みんな同じモチベーションじゃないって疑問があるんやけど。」
ツッコミ(内海)
「それがもう接近動機と回避動機いうやつやないかい![8] 『褒められたい』『成功つかみたい』って接近型の人もおれば、『失敗したくない』『評価下げられたくない』って回避型の人もおる。そこを無理に一本化せず、『あの子は挑戦派、こっちの子は慎重派』ってパターン分けして対応するのが組織行動のキモや。オカン、よう勉強してるがな!」
ボケ(駒場)
「でもオカンが『もし同じチームに、X理論でマイクロマネジメントしてくる上司と、自己決定理論信じて放任してくる上司が共存したら、ウチら社員はどうなるんやろう?』って心配しとるわ。」
ツッコミ(内海)
「絶対違うやろ! そらもう社員がパニックになるがな! “お前勝手にやれ”と“ちゃんと報告せぇ!”が同時に来たら、モチベーションどころちゃうやないかい。上司同士もまず合意形成して、部下の自主性を尊重しつつ、必要なフィードバックは与える。それが一番ええバランスや。どうもありがとうございました!」
参考文献・URL
[1] HRBrain 「ホーソン実験とは?」
https://www.hrbrain.jp/media/human-resources-management/hawthorne-experiments
[2] McGregor (1960) The Human Side of Enterprise.
https://archive.org/details/humansideofenter013562mbp
[3] Deci & Ryan (1985) Self-Determination and Intrinsic Motivation in Human Behavior.
https://link.springer.com/book/10.1007/978-1-4899-2271-7
[4] Herzberg et al. (1959) The Motivation to Work.
https://archive.org/details/motivationtowork0000unse
[5] Pink, D. (2011) 『モチベーション3.0』(講談社)
※参考英語版: Drive: The Surprising Truth About What Motivates Us
https://www.danpink.com/books/drive/
[6] Gallup (2022) “Quiet Quitting: What It Is …”
https://www.gallup.com/workplace/398306/quiet-quitting.aspx
[7] Oxford University (2019) “Happy workers are 13% more productive”
https://www.ox.ac.uk/news/2019-10-24-happy-workers-are-13-more-productive
[8] Elliot (1999) “Approach and Avoidance Motivation and Achievement Goals.”
https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1207/s15326985ep3403_3