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CeVIO・VoiSona楽譜入力のコツ:色んなボイス間で流用できる楽譜データ
※この記事は「いぬいぬ流CeVIO・VoiSona楽譜入力のコツ」の 16個目の記事です!
色んなボイス間で流用できる楽譜データ
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CeVIOやVoiSonaのボイスは、(人間と同じく)ボイス毎に歌い方のクセが全然違うため、その調声データ(TMG/VOL/PIT/VIA/VIF/HUS)は流用できません。
逆に、楽譜データは(本来は)それぞれのボイスに依存するものじゃないので、同じものを使いまわすことができます。
ボイス間で流用できなくなること
しかし!ノートで歌い方の再現をすると、楽譜データ全体が流用できなくなります。ノートに各ボイスの癖を前提にしたものが含まれちゃうんで使いまわせなくなります。
なので、楽譜入力のコツでさんざん書いてきたよーに!楽譜データ、特にノートで歌い方を再現しちゃダメです。
「楽譜入力のコツ②:ノートの位置」でも書いたように、ノートの位置や長さでタイミングを調整しようとするのも、しちゃダメです。
歌詞・音素
歌詞・音素に関しては大体流用できますが、たとえば「末尾[h]テク」みたいなみたいなボイスによって効果が変わっちゃうのは難しいです。
強弱指定(Dynamics)
強弱指定は曲全体や大きな部分毎の指定はそのまま流用できます。
ただし、IAちゃんみたいにデフォルトの歌い方がツヨツヨだから「N」じゃなくて基本を「mp」にする、みたいなことをしていると、想定よりヨワヨワな歌い方になっちゃうことはあります。
細かい方の強弱指定は、ボイス毎の歌い方の調声、になるので、流用はできなくもないですが、その場合追加の調声が要ります。
ノートの属性など
ファルセット指定「※」「$」も流用できます。ただし、ボイスによって効きが違うので注意。
ノートのアーティキュレーション指定はVoiSonaにしかないものもありましたが、CeVIO AI 8.3で同じになったので、問題無くなりました。CeVIO↔VoiSonaのボイス間でも流用できます。
※ただしこれの効果もボイスによります。
例外:ALP/声質
ALP/声質(VoiSonaはAlpha)は調声データですが、例外的に流用できます。というのも、ALP/声質は歌い方が変わらない、エフェクト的なパラメータだからです。
ただ、ボイスの雰囲気的なところは影響します。
フォルマントがいじってあるボイス(IA/ONE/可不/星界)とそうじゃないボイスは流用すると変になる可能性があります!
あと可不ちゃんの場合はそもそもほとんど意味がないです。
まとめ
流用できる楽譜データの作り方:まとめ
✅歌い方を再現しないベタなノート
✅歌詞・音素
▲強弱指定
✅ファルセット指定
✅アーティキュレーション
✖調声データ(TMG/VOL/PIT/VIA/VIF/HUS)
▲ALP/声質(調声データだけど例外)
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