イヌヘン@小説を書くのに役立つ犬

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小説を書くのに役立つ犬です。初心者がイチから簡単に書ける方法を研究しています。noteでの情報発信に役立つ犬:https://note.com/inuhen_betsuaka

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たぶん小説を最速で完成させられる方法

どうしたら面白い話が書けるか?小説を書く人なら、一度は悩んだことがありますよね。ですが、その前に、そもそも小説を完成させたことがないという人の方が、多いのではないでしょうか? 自分だけの小説、一つでも良いから完成させたいですよね。自己満足でいいから製本もして、手元に置いておくとか最高じゃないですか? どうすれば自分の小説を完成させて、最高な気分になれるか?この記事は、その方法を伝えるためのものです。 小説はシーンの集まりに過ぎない 結論なんですけど、たくさんシーンを書い

    • 小説が書けない人は、登場人物から書いていない

      多くの小説作法の本では、登場人物→ストーリーの順で書くことをおすすめしています。しかし、その登場人物の書き方がイマイチわかりにくいことが多いです。 どうすれば登場人物を書けるようになるでしょうか?その答えは、「登場人物に異常さを持たせる」ことです。 「小説は異常な事態を書いたもの」こんなことを言った人がいるそうです。この考えを一歩進めて、「異常な事態は、異常な人物、異常な環境によって起きる」というのが私の考えです。 「でも、異常ってどんな状態?」 こう考えると、なんだ

      • 苦しまずに半自動的に小説が上手くなる方法があった

        小説が書けないとき、ほとんどの人が「何を書けばいいのかわからない」と言います。小説を書いてみたいはずなのに、書くことがわからないとはどういう状態なのでしょうか。 私自身がそうでした。私は自分が「小説が売れて有名になりたいけど、小説は書きたくない」人なのかなと思ってました。落ち込みました。 でもある日、そうじゃないことに気づきました。書きたいものというか、イメージはなんとなくある。でも書けない。方法がわからない。だから楽しくない。 「めっちゃ書きたいものがあるけど書けない

        • 小説以外に役立つ文章も書きたいなあと思ったので、別アカ作りました。フォローして頂けると喜びます。https://note.com/inuhen_betsuaka

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        たぶん小説を最速で完成させられる方法

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        • 面白い小説を書く方法
          11本
        • 面白く小説を読む方法
          4本

        記事

          ストーリーがあるエンタメ小説が書けない人は、日記を書くと良い

          日記でストーリーがあるエンタメを書けるようになる理由 日記を書くと、小説が書けるようになると言われてます。なんとなく聞いたことがある人も多いと思います。 「日記を書くと、文章力をつけることができる」 日記を書くことが小説に役立つとする理由のほとんどは、これに尽きると思います。でも、それは日記の持つ力を一面だけしか見てません。 日記は文章力だけを鍛えるようで、じつはストーリーテリングを鍛えます。 日常は、ストーリーの集積そのものだからです。「単調な日々の営みなんかじゃ

          ストーリーがあるエンタメ小説が書けない人は、日記を書くと良い

          文章を「書かずに書ける」神ツールを見つけたので紹介します

          「もっと楽して文章が書けたらいいのに…」 文章を書く人が、一度は願うことだと思います。 そんな人のために、今日は革命的なツールを紹介します。しかも無料ツール。それは「アウトライナー」です。 ・書かずに書ける神ツール「アウトライナー」 「アウトライナーは神ツール」これが、アウトライナーを3日使った私の感想です。 「アウトライナーって、ただのアウトライン作成ツールでしょ?そんなのメモ帳でもWordでもできるよ?」 そう思ってる人こそ、アウトライナーを使うべきです。間違い

          文章を「書かずに書ける」神ツールを見つけたので紹介します

          エンタメ小説で読者を飽きさせないキャラはこうやって作る

          ・この記事について エンタメ小説を書いてみたい!でも書き方がわからない!という方向けの記事です。 題材として使うのは、伊坂幸太郎『動物園のエンジン』です。短編集『フィッシュストーリー』に所蔵されています。同じく所蔵されている『ポテチ』は映画にもなりました。文庫50ページ程の作品で読みやすく、これからエンタメ小説を書いていきたい人には、格好の教材です。 ※作品のネタバレを含むので、未読の方は注意して下さい。 ・登場人物の人数について 主な登場人物は4人です。私、大学の

          エンタメ小説で読者を飽きさせないキャラはこうやって作る

          継続することに関する千葉雅也先生のnoteについて

          先日、哲学者の千葉雅也先生がnoteで「継続性の担保を外部化せよ」と言っていました。それをおこなうには、「アウトライナーがおすすめ」だとも。 このことを私は、「いつでも継続を再開できる環境を、外部に構築せよ」ということだと解釈しました。これについて、下記から続く文章で解説していきます。 2023/05/02 追記 千葉先生ご本人が、Twitterでリツイートして下さいました。とても嬉しいです。 ・継続の極意 この言葉の根底にある思想は、「すべてを死ぬまで継続することは

          継続することに関する千葉雅也先生のnoteについて

          箇条書きを使うと、小説が書ける

          私には、小説を書けるようになった方法がいくつかあります。その方法のうちの一つが、「箇条書き」で小説を書く方法です。この方法は、とくに文学小説を書くのに役立ちました。 この「箇条書き法」は、ネットで見つけた方法を自分なりにアレンジしたものです。 たしかTwitterで見つけたんですけど、どんな方がツイートしてたか覚えてない。なので、元ネタをご存知の方がいたら教えて下さい。許可をもらった上で、リンクを貼りたいです。 ・小説は文章で書き出すと難しい なぜなら、文章の形や言い

          箇条書きを使うと、小説が書ける

          小説が面白くなるテクニックをわかりやすく解説しているすごい本があった

          「もっと小説を面白く書けたらなあ…」 「もっと小説の面白さを説明できたらなあ…」 そう思うことはありませんか?私は思います。最近はもっぱら読む側ですが、好きな作品を自分の何倍も上手く解説しているブログを見るたび、悔しくてハンカチを噛んでしまいます。そのせいで私のハンカチはどれもぼろぼろです。 だけどもう大丈夫。あなたと私が泣いて喜ぶすごい本を見つけてきました。デイヴィッド・ロッジ『小説の技巧』です。 □どんな内容?『小説の技巧』は、知る人ぞ知る小説の解説本です。あの筒井

          小説が面白くなるテクニックをわかりやすく解説しているすごい本があった

          話題の『独学大全』にどんな本も面白く読める方法があったので紹介する

          読書は面白い「だけどもっと面白くなったらなあ!」 そんな贅沢なことを考える人は強欲です。だって読書がそんなに面白くなったら、一人でやれる、おうちでやれる、他の面白いことよりも安い(新書はだいたい新品で約1000円以下。Switchは新品で約40000円)とまさに最強の面白いとなってしまいます。 けれども人間の欲望は果てしないもの。もしあなたも、読書への期待を捨てきれないのであれば、ぜひ最後までお付き合い下さると嬉しいです。 読書が面白くなる仕組み「自分の知識が意外なとこ

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          小説を面白くする方法を『パンク侍、斬られて候』を例に解説する

          小説を面白くする方法について、町田康『パンク侍、斬られて候』を例に解説します。町田康ファン以外も楽しめるように書いたので、読んでもらえると嬉しいです。 まずは、代表作『パンク侍、斬られて候』の引用から見てみましょう。 問われた十之進はしかし涼しげである。衣服も涼しげ目元も涼しげ、全身これ涼しげであった。そして、この、涼しげな感じ、の本然はつまり、これから採用試験に臨む者に特有の演出された涼しさでつまり採用する側が、お? なかなか爽やかな若者ではないか。と思って採用してくる

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          小説の読み方がわからない人におすすめの本がある

          数ある小説の読み方系の本で、何度も読み返しているものがある。 そのうちの一つが、この『批評理論入門』だ。 【どんな内容か?】小説を面白く書くテクニック、小説を読みこむテクニック、 その両方を分かりやすく書いたのが『批評理論入門』である。 「小説が好き!でもどこが面白いのか説明するのは難しい…」という人なら買って絶対に損はない一冊だ。 「でも入門ってことは、あまり大したことは書いてないよね?」 『批評理論入門』は違う。 もうかれこれ10年以上、私は熱心に小説を読んでい

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          町田康『夫婦茶碗』を深く読んだら意外な作家にたどり着いた

          町田康ほど、つかみどころのない作家は、珍しいのではないでしょうか。「面白い!」というのは読んだ瞬間にわかるものの、なぜ面白いのかは全く見当がつかない。だから、友だちに勧めるときも、「読めばわかるから」としか言いようがない。 今回は、そんな「感想の言いにくい作家」である町田康の『夫婦茶碗』について、解説をしていきたいと思います。 <あらすじ>※ネタバレなし『夫婦茶碗』は、無職の主人公が仕事を探す話です。どうやら長い期間だらしない生活を続けているらしく、冒頭でいきなり奥さんと

          町田康『夫婦茶碗』を深く読んだら意外な作家にたどり着いた