春間秋

まいにち散歩。 そこらにいる、都会に住んでいる人。

春間秋

まいにち散歩。 そこらにいる、都会に住んでいる人。

マガジン

  • おやすみ鯨の日記

    都会に住む女のなんでもない日記です。

最近の記事

【おやすみ鯨の日記】日常に滲んでしょうがない恋を

ずっと助けてほしい 24歳、周りは同棲を始めてたり結婚したり、してなくても恋人と休日は過ごして そんな中わたしは誰にも夢中になれずそろそろ4年が経つ アプリを使って恋人がいたことはあった わたしは恋をしていると、恋をもらっていると思ったこともある、海がきらきらしていたし だけどずっと、日常に恋が滲んでしまって隠せなくてしょうがなくて、伝えてしまおうか、いや、やめようかってぐるぐるする気持ちはきていない この間も恋人を作ろうとアプリを始めた しかし、実際に会った相手の人の素敵

    • ルビーの願望

      恋がしたいとわがままを思っている あなたは優しくて、努力を伝えてくれる わたしだけが上から眺めて 何にもできていないのに あなたはわたしの運命かと 出会い方ばかり気にして 向き合っているのはあなたなのにね 私ばかりがそっぽむいて ほらまたわたしの話をしている なんて贅沢な女 どこでこんなに大きくなったんだらう 自尊心 願望 なりたい愛の形 優しいだけでいい 話してくれるだけでいい そんなことないでしょ はっきり言いなよ自分のことでしょ もっと欲しいものがあるでしょ

      • 【おやすみ鯨の日記】家族っていいね。

        2023年5月30日  前を歩いていた女性が、突然しきりに反対歩道に手を振り始めたと思ったら、小走りになった。タクシーでも呼びたいのか、と推測していると、反対歩行に塾帰りらしき小学低学年ぐらいの男の子が走っていた。二つの歩道が繋がる交差点でも、女性はこまめに手を振っていた。  しばらく歩いて後ろを振り向くと、男の子が母親の待つこちら側に一目散に走ってきて、母親の胸に飛び込み、マスクで顔は見えなかったけれど、2人が笑い合ってるのがわかった。その光景を見た時、自分の母を思い出し

        • 【おやすみ鯨の日記】いい息切れだった

           2023年4月8日  それを知ったのは開始10分前だった。注文待ち、受け取り待ちの人々でごった返したお昼過ぎのマック。今から走っていい!?!?この始まりは全て、前日に来た友人からのLINE。「明日アニメジャパン行かない???」  連絡を受けた時、そんな人々が大金握りしめて朝から並んで走り出すイベントに、(行ったことがないのでコミケ的なのだと思っていた)軽い気持ちで行っていいものなのか、と迷った。しかし、元々ソロ参戦しようと思っていた土曜が仕事で潰れ、うへえ〜としていたところ

        マガジン

        • おやすみ鯨の日記
          19本

        記事

          【おやすみ鯨の日記】きらきら

          2023年4月1日  光のカモメが水の上を飛んでいるように見えた。半袖でいいくらいの晴天の中、車の後ろを開けて、トランクの中に腰掛けている。彼氏がタバコを2.3本吸いに行っている間、買ってもらったスプライトを飲みながら、光り瞬く海の水面を見て、そう思った。 今日は私の音楽がまだなかったなと思い出して、ドライブのために作ったプレイリストをシャッフルでかける。彼が知ってる曲は1曲も入れていないプレイリスト。 パシフィックドライブインでチキンを食べて、今お昼寝したらサイコーだな〜と

          【おやすみ鯨の日記】きらきら

          その手に触れられない

          人の愛の話を、 一寸の羨みもなく読めなくなった 涙が流れたそのときに あなたとはこうなれないと思った 愛し合っている2人ですよと、 私は言えない 優しいあなた わがままな私 人が私にだけ手を振らなかった ただそれだけのことで 私は誰からも好かれないのだと感じたり 話すときに目を見てくれなかった ただそれだけのことで 私は誰かを怒らせてしまったと感じる なんて生きづらい感性 ただそばにいて欲しいって どう伝えればいいんだろう ごめんね 面白い話も泣ける話もないんだけど い

          その手に触れられない

          冬のにおい

          涙が出てくるから、 一度しか記せないんだけど。 旅行に行ったら、 2日後に疲れは取れた?って聞いてくる。 2ヶ月も前のハライタを、 治った?って聞いてくる。 初めて抱きしめられた時のことも、 一緒に泣いてくれた時のことも、 あ、今ちょっと目の前うるうる。 受験に失敗したとき、さあ!好きなもの買いに行くか!ってコンビニで爆買いしたね。 あとなんでもないんだけど、 私の言葉が面白いって、手紙が才能だって、 ずっと覚えてて、自信になった。 私自動手記人形になれちゃうかもね。

          冬のにおい

          【おやすみ鯨の日記】残業の楽しみ

          2023年3月2日  気づいたらなんと春になっていた。最近は風が強いなと思っていたらそろそろ春一番だというし、通勤は上着を着ながら歩くと汗ばむほどだ。昼間は外でご飯を食べたくなるようなポカポカ天気だし。だけど、夜の肌寒さが冬の、俺をそんな簡単に忘れさせるかよという強い意志を感じさせる。  最近仕事がとても忙しくて、毎日2時間は残業している。仕事はわりと楽しい。取り組んでしまえばほとんど苦ではない。取り組むまでは大変気が重いのだけれど。仕事したくない〜寝てたい〜と駄々を捏ねてい

          【おやすみ鯨の日記】残業の楽しみ

          【おやすみ鯨の日記】自分のことしか書けない

           2023年2月26日  おやすみと言いながら、初めて朝に投稿をしている。朝だろうが眠いので、おやすみでいいか。  最近人のnoteを読むのが面白くて、暇な時間に読むことが多い。そこで思うのが、みんな面白いなあということだ。めっちゃ小学生みたいな簡単な感想になっているが…。その先の興味が持てる書き方や、その人のことを知れたような気になる文をみんな書くとおもえば、全くのフィクションを書いてる人もいて、とても羨ましい。わたしは、わたしの100%しか書けない。  中学生の頃に二次創

          【おやすみ鯨の日記】自分のことしか書けない

          【おやすみ鯨の日記】心臓の位置をあんたで思い出すなんて

          2023年2月19日  この歳になると、胸が痛くなるほど緊張したりとか、息が苦しくなるほど不安になったりとすることは、あまりない。学生時代は、部活の試合だとか、受験結果とか、割と定期的にそんな症状があった。だから、どうすれば自分は落ち着くことができるのかを知っていたはずなのに。久しぶりのその症状に、私はとても困惑していた。  大学時代のサークルのOBだけの集まり。そこに付き合っていた人が来ていた。私は、当日までその人が来ることを全く知らず、なんなら絶対に来ないと余裕に思ってい

          【おやすみ鯨の日記】心臓の位置をあんたで思い出すなんて

          【おやすみ鯨の日記】好きな人ってなに?

           2023年2月16日   最近彼氏ができた。付き合うといってもお互い働いているから1週間に1度会うか会わないかで、毎日の連絡も日に3往復くらい。ほんとに付き合うってなんだ?お互い片思いをしていていろんな人々の中から、絶対に欲しいと努力してお付き合いしたわけでもない。でも一緒にいて楽しくて、もっと会いたいなと思うそんな人。人を好きになるかな?というのがもう何年振りくらいで、もう全く感情がわからない。  彼氏ができたらできたで、友達といる時間の方が長いしいろんなことを話すし、連

          【おやすみ鯨の日記】好きな人ってなに?

          【おやすみ鯨の日記】そんな1日

          2023年2月7日  外に出た時、雨の匂いがしたから絶対に降ってると思った。暗かったし、ジムまですぐだから傘いいか〜と思って、玄関の外。躊躇わず体をポイっと屋根の下に投げたけど、全く降ってなかったし、天気予報を見ても明日は晴れだった。  ずっと無くしてたと思ってた櫛が、会社でズボンのポケットから見つかった。朝からど〜こにあるだ〜!ないね〜?と、そこに愛犬がいるかのようにブツブツ独り言を言うくらいには探していた櫛。会社で見つかった時は声も出なかった。犯人は過去のわたししかいない

          【おやすみ鯨の日記】そんな1日

          【おやすみ鯨の日記】Funny Bunny

          2023年2月6日  特別になりたいと思っていた中学の時、受験に頑張るみんなに応援の言葉を言い合おうという企画があった。頑張ろう!とか未来のために!とか、思い思いの言葉を書くみんなの中でわたしは、the pillowsのFunny Bunnyのサビを書いた。完全にその頃大好きだった漫画、SKET DANCEの影響をモロ受けていただけなのだが。しかし、小学生から音楽を聞くときはまず歌詞に注目するような子だったので、純粋にその歌詞が好きだったのもある。今ならあの頃の純粋さはないの

          【おやすみ鯨の日記】Funny Bunny

          【おやすみ鯨の日記】まわりの素敵な大人

          2023年1月30日  東京でも実家でも、冬の匂いは同じだって思ったんですよとふと口にしたら、素敵な感性だねって、わたしの冬の感じ方を微笑んでくれた人がいる。その人は、会社の関係者のお姉様で、常に社会の変化に乗ろうと貪欲に質問できて、はっきりしているしそれを相手にも伝えるけど一切嫌な気持ちにはさせない。そして誰にでも対等にお話ししてくれて、お世話になった人は忘れず見かけたら明るく話しかける、そんな女性だ。ほんとうにかっこいい。私なんてまだ大人から見たら、白い羽が少し生えただけ

          【おやすみ鯨の日記】まわりの素敵な大人

          【おやすみ鯨の日記】意識すると違うね

          2023年1月28日  いつも、会社からは月を背に帰宅している。歯を磨くため口を開くときは、右側ばかり開いてる。これは、私が最近気づいた私に関することだ。  日記を書くようになって、その日の出来事をひとつひとつ覚えていようとしているのか、普段は気づかないことに敏感になった。それは他人のことにも同じで、この人は照れるとき右側の後頭部の頭を撫でるとか、大人数と話す時は、いる人満遍なく目を合わせるようにしているとか、今ちょっと疲れてんだなとか、そういうこと。  私は最近、煮詰まった

          【おやすみ鯨の日記】意識すると違うね

          【おやすみ鯨の日記】クスッと笑いは幸せなのか

          2023年1月26日  最近ずっと考えている。しょうもないことで笑ってしまうのは幸せなのか、それとも日々がつまらなさすぎて、そんなことさえも面白くなってしまっているかわいそうな人なのか、どっちなんだろうとずっと考えてる。年明けから、お金持ちの品がいいショートカットのおばあちゃんの真似とか、上司のチャット通知の文が変なところで切れてしまっていて、上司がアハハハと送ってきたようにみえただけとか、そんなしょうもないことで腹を抱えてしまう。  よく小さなことで笑えることは幸せなことだ

          【おやすみ鯨の日記】クスッと笑いは幸せなのか