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スペインでMBAってなんでよ

耳タコQの二つ目、「え、スペインでMBA?」について。

・MBA興味あるけど、どこのエリア(アジア、アメリカ、ヨーロッパあたり)に行きたいとかそこまで決めてない
・スペインに興味ある
という人、ちょっとはいるでしょうか。日本とスペイン、ユーラシア大陸の端と端、とか書くとエモい感じですね。ということで今回は、スペインのMBAに辿り着いたとても簡単な思考回路を書いてみます。こんな単純な発想でも住みたい場所を選んでもいいんじゃないの?という記事です。なんとなく凝り固まった頭を少しほぐすトリガーになれば嬉しいです。スペインでの生活は書いても書いても書き切れないので別の機会に。

まず初めに。スペインスペインとゲシュタルト崩壊起きちゃうばりに連呼していますが。スペインという国は、かつていろんな王国が合体して今の形になっているので、住んでいる人たちは「スペイン人」よりも「その都市や地域に属している」という意識が強いかもしれないです。まぁオリンピックとかそういう国対抗の場合はもちろん国民として一致団結するのかもしれないのですが、サッカーを見ればわかりやすいですね。なのでこのイメージをちょっと頭の片隅に置いてもらえると、いいのかなと思います。でも、日本から見ると、スペインはやっぱり一つの国なので、この記事ではスペインという国単位で括って書きます。

さて本題。
なんでMBA、え、なんでスペイン行ったの?アメリカじゃないの?え、スペイン語でMBAの勉強したの?と怒涛の質問を受けたり受けなかったり。
私の場合。
初めは正直MBA=アメリカって確かに思っていました。ただ、前回書いた「ミニMBA」のプログラムを提供していたのがフランスのMBAだったこともあり、え、そうなんだヨーロッパにもあるのか。と知ることになります。手っ取り早くいろんな情報を集めるにはQSフェアとかAGOSのフェア(QSはいまだに何かよくわかってない、AGOSはMBA受験とかの塾、なはず)というものが夏休みとかに行われるので、おーこれだけ学校があるのか、という参考になるかもしれないです。もしくはFinancial Times, Economist等のMBAランキング、みたいなのを見ると学校の名前とかをざっと見ることができます。社費(会社が留学費用や受験費用をサポートしてくれるシステム。)の方はこういうランキングで行ける学校が指定されていたりするようですね。ちなみに、詳細は知らないですが、感覚的には日本人が受けるようなMBAは大体International Programみたいな部類で、ほぼ英語のものだと思います。かつてはスペイン語のプログラムもあったようです。私が行った学校は学校は1学期はスペイン語圏以外の学生はスペイン語必須、その後はやる気があればスペイン語講座をレベル別に履修、というものでした。Survival Spanishってやつですね。

話がかなり脱線しましたが、とっても単純な理由で私はスペインのMBAに行くことになります。

・アメリカは大学時代に住んだし、別のところがいいな。アメリカだとMBA2年だしお金持たないな。
->アジアかヨーロッパ(アジアはわかりませんが、ヨーロッパの多くの学校はMBAは1年ー1年半ほどのプログラムが多いです)
・ヨーロッパって旅行では何回も行っているけど住んだことないな、住めるもんなら住んでみたいな
->ヨーロッパ
・できれば第3外国語も話せるようになりたいな
->イギリス以外、フランス語は発音できないからフランスは無しだな
・快適に住めるところがいいな
->太陽があるところ、ご飯が美味しいところ、人がおおらかなところ、街並みが美しいところ、できたら治安がいいところ
->イタリア、スペインあたりかな?
・受験勉強大変だし、今年出願して受かりそうなところにしよう

というわけでイタリアとスペインの学校に出願したというとっても単純な思考回路です。
最終的になぜスペインの学校を選んだかっていうのは割と個人的なところなので、割愛しますが、イタリアの学校はミラノにあり、ミラノは天気が悪そうだな、ランキングもそこまで高くないかな、というのも考慮しました。

もちろん、人脈、学校の雰囲気やプログラム、就職先の強み、ランキング上位校等様々な他の理由もありますが、割とシンプルに、かつ総合的に私はスペインのMBAを選びました。

まーぶっちゃけ観光で昔その街に行って、わー綺麗ここ住めそう!住みたいかも!とか1ミリでも思ったのがサブリミナル的に頭の片隅にこびりついてたのかもしれないです。数年後まさかそこに住むことになるだなんてね。人生そういうことがあるから楽しいなーって思いました。観光で来た時に感動した地下鉄の駅から地上に出た瞬間の特徴的な景色に、留学生活が始まる頃もう一度出会った時の、あの心の高鳴り、感動を今でも鮮明に覚えています。

そんな感じの、するっとぬるっと選んだスペインのMBAでした。自分は人生の大きな岐路で2択を迫られる機会がとても多いのですが、スペインの学校かイタリアの学校かを選ぶときは、そこまで悲壮に鬼難もう無理逃げたい、みたいなチョイスではなかった気がします。まぁ人間って案外どれだけ悩んで出した答えでも、一度決めてその道を進むと、あっちにしとけばよかったかなーとかどうなってたかなーとか思わないものなのかな、とも思います。

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