ラストマイル見てきた

多分ゴジラぶりに邦画を映画館で見てきた!
MIU404もアンナチュラルもNetflixで見て、そこそこ面白いかなと思ってたのと、世界が繋がってる?Shared universeだっけ?それに興味があって、ジョーカー2を振り切って、レッツゴー。

ネタバレありです。


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映画館で見る必要性

初っ端の爆発シーンから「おぉーこれは映画館来た甲斐あったかも!」という予感。映画館には迫力とか音響を求めるので、ビビリだけど盛大にドンパチを見たい。(もちろん戦闘シーンはこの映画にはない)でも、そういう迫力だけでいうと、お家でそこそこ大きいインチのテレビで見るくらいでも十分ではある。なので、映画館で見る必要があるかという点で言うと、多分ない。まぁそれは置いといて。

「お仕事映画」でくくっていいのか

私は会社に勤める社会人の一人として、この映画をある種お仕事映画として捉えた。でも、それだけでも足りない気はする。ただ、一番大きく感じたのは「この世界のどんな小さなことでも、当たり前のことでも、一つ一つが誰かのお仕事の結果で、つまりこの世界は誰かのお仕事で成り立っていることを、ちょっとでも気づいてできるなら感謝することを今一度思い出そうや」ということだった。
そして、私もありがたいことにそのうちの一つのかけらで、自分に仕事があること、仕事に誇りを持とうと思った。ただ、執着はしなくてもいいけど。
ポチッとしたら次の日くらいには家に欲しいものが届いている、本当に便利な世界に生きている。私はポチる時は、急ぎのものは買わないし、時間指定をしたなら95%以上の確率でその時間は家にいるようにする。(ごくたまに仕事とかで間に合わなかったりとかはある)
なんというか、急ぐなら、確実に欲しいなら、時間が許す限りは電車に乗ってでも自分で買いに行きたい。多分海外では郵便が届かないことが日常茶飯事だったし、物流や郵便を1ミリも信じていないから、正直日本で宅配便とか郵送を送る時も毎回緊張する。でも、届くんだよねー。すごいよね。
話は逸れたけど、本当にさ、物流網や物流量に対してのマンパワーの限界や業界構造、賃金問題、安全性の担保だとか、物流から見る社会問題の色々を詰め込んだような映画だけれど、「誰かのおかげ」を想像する力、そういうものを思い出さなきゃ、というところが救いなのかと。

エレナのファッション

あとさ、エレナが可愛い。声が可愛い。彼女を見てて、着るものは人のアイデンティティだよなーって。なんというか、末端の配達員は5分でコンビニ飯をかき込んでる裏では、センター長はバーキンで登場。きっとあの象徴的な赤いコートもどこかのブランドものなのかな?やー。彼女の着る服、ヒール靴とかが、上に立つものを、外資系の中での成功者であることを、そこに行き着くまでにクソほど努力して自分を見失ってきたことを、象徴していているようで、清々しくて虚しいとも感じた。仕事に打ち込んでお金を得て好きなものを買って、自分を着飾っても、仕事にボロボロにされることがある。良心を蝕んだり、何のために働くのかを見失うこともある。なんというか、このエレナのファッションからは、私は自分のアイデンティを失わず突き進むことを感じたけれど。だって、華やかな強さを少しでも自分に与えられるはずだものね。ずーっと会社にいたから、アクセサリーは同じまま。でも、それがリアル。自分も好きな服着て生きていきたい。と、結構彼女のファッションに注目してしまった。派手で可愛い。

その他

Shared universeの件は、「おー」とは思うけど、別に知らなくてもそんなもんなのかな、とも思った。前述のドラマを細かく丁寧に見てた人はもっと感動するのかな?
方程式の謎とかは正直どうでもいいや笑
ビジネス便やメディカル便とかってあんまり知らなかったから、確かに大事〜!!と、納得。病院関係とかはもう専用の別ルート?別の仕組みとかあってもいいやん、とか思ったり。

上に立つものも、中間管理職で吐きそうな人も、毎日がままならない人も、今は無職だったり家庭を守る人も、すべての人が社会を構成する一員だし、物流にお世話にならない人はいないし、何かしら前を向けたり周りにちょっと優しくなれたりするのかな。そして、この映画を見た後も、amazonや楽天で必要なものをポチり、物流のお世話になる。エレナに感化されたことを言い訳に早速新しい服も買いに行く。

没入感も十分だったし、世界を客観的に見れて楽しかったし、映画ってやっぱりいいな!

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